初七日ってなに?その後の法要に参加する時の服装やお供え相場を考えよう

初七日ってなに?その後の法要に参加する時の服装やお供え相場を考えよう

お葬式に参加すると合わせて「初七日」が執り行われることがあります。同時に行うためにお葬式が長丁場になってしまうこともありますが、遠方から来ている人はなかなかその後の法要に参加できないため同時に初七日をしておくのがスタンダードになっているのかも知れません。

ここでは初七日について簡単にまとめつつ、その後の法要で必要なことなどもお伝えしていきたいと思います。

初七日(しょなのか)ってなに?

まず手始めに初七日とはなんなのか?ということですが、故人が亡くなってから7日目に営む法要のことを指します。しかし上でも書いたとおり、最近では当日に済ませてしまうことが多くなりました。

当日ではなく亡くなってから7日後にする場合は親族を集めて会食したり、故人の冥福を祈ってお線香をあげるのが一般的で、お坊さんが来て親族一同と読経するのも一連の流れに含みます。

初七日は1日で終わりではなくその後49日が経過するまで毎週執り行われ、その度に親族やお坊さんを呼び読経と焼香を行います。(二七日や三七日…と呼びます)

どちらかというとこのあたりは血の濃い親族のみで行うことが多いようですね。(もちろん例外もあります)

七日法要が終わると四十九日法要が行われ、その次は百か日法要、一周忌、三周忌…と続きます。

二七日や三七日に参加する時の服装やお供えは?

概要がわかったところで、血縁の濃い親族として二七日、三七日に参加する時の服装やお供えについて考えましょう。
基本的に二七日などはほぼほぼ親戚の集まりと考えて差し支えないので、スーツではなくもっとラフな服装(普通に私服)でも問題ありません。

ただ、色は出来れば派手ではなく暗めのものが望ましいです(お坊さんも来るため)。

お供えの相場は大体1000円~3000円あたりが目安ですが、ギフト用のお線香などでも良いです。
当然金額に換算できないものでも問題ありません。例えば、会食用に赤飯やぼたもちを作って持っていってもいいです。

過去に自分の家で法要をした時、誰に何をもらったかという帳簿を付けているおうちであればそのあたりを見返してみると良いかもしれません。

夏の時期だとそうめんやカルピスを持ってきてくれている人がいたり、果物としていちごやリンゴなどをお供えしてくれている人などいてなかなか興味深いですからね。

お供えは出来れば参加するごとに持っていったほうが良いですね。会食用の品だと料理の手間などが省けて助かるかもしれません。

なお、読経の際の数珠を忘れないように持参しましょうね。

二七日や三七日に子連れはOK?

二七日以降はほぼ親戚の集まりみたいなものですから、子連れでも全然OKです。むしろ親戚の子供同士が一緒に遊ぶいい機会みたいなものと思っておくほうが気がラクです。

お葬式などは湿っぽい雰囲気ですが、二七日などはお坊さんが帰ったあとは普通に親戚との食事会みたいなものですし、賑やかしに子供がいたほうが良いのは言うまでもありません。

当然ですが、赤ちゃんの参加も特に問題はありません。読経中に泣いてしまったら廊下や別室に出てあやせば良いですからね。

二七日や三七日に参加するときの心構え

お葬式の時は厳正な心構えで参加したものですが、二七日などになるとどんな気持ちで参加すればいいのでしょうか?もちろんこれは故人の亡くなった状況などにもよるのでしょうが、老衰で亡くなった方の二七日などは湿っぽい雰囲気になることはまずありません。

読経を済ませたあとはめいめいが話したいことを話したり、子供同士で遊んだり、お酒を飲んだりと割と好きなように過ごす時間となっています。なかなか親戚と一緒に過ごすこともないという人もいるでしょうから、久しぶりに話をしてもいいでしょう。

大体ここまで読んでもらえれば雰囲気はつかめるはず。特に子供を連れて行くかどうか迷っている場合は今後の社会勉強にもなるため、何回か連れて行っておくことをおすすめします。

まとめ:初七日以降は親戚の集まりみたいなもの

というわけでざっくりと初七日とそれ以降の概要をお伝えしてみました。お葬式というとなんだか湿っぽくて好きじゃないという人もいるでしょうが、長い間疎遠になっていた親戚と久しぶりに会える機会。

会っていない間に結婚したり家族が増えたなんて人もいると思いますので、そういった話も出来ると思います。もちろん故人に対して拝むということも重要ですが、親族同士で集まりその場を賑やかにするというのも孝行の一つであろうと考えられます。

ですので、面倒だなあ感じるかも知れませんが、賑やかしという意味でできるだけ積極的に参加してみることをおすすめします。

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