赤ちゃんに羽毛布団はダメ?窒息やアレルギーの危険があるって本当?赤ちゃん用布団の正しい選び方

赤ちゃんに羽毛布団はダメ?窒息やアレルギーの危険があるって本当?赤ちゃん用布団の正しい選び方

赤ちゃんの体温調節は難しいですね。寒そうだからとたくさん着せると汗だくになるし、逆に薄着にし過ぎると手足が冷たくなるし…。

お布団にも気を遣いますよね。「どうせなら、わが子には一番良いもの…そうふかふか暖かい高級羽毛布団を!」と思ったママ、ちょっと待って!羽毛布団には気をつけるべき点がいくつかあるのを知っていましたか?

そもそも赤ちゃん用のお布団って必要?

大人用の布団をそのまま赤ちゃんに使えばよいのでは…と思う人もいるでしょう。
しかし、できる限り、赤ちゃんには赤ちゃん専用のお布団を用意してあげるべきです。

まずは重さ。大人用は大きいので、どのような素材でもやはり重いです。
大人にとってはなんでもない重さでも、赤ちゃんにとっては重く、寝苦しい可能性があります。

次に、赤ちゃんはよく動く、ということです。赤ちゃんはとにかく寝相が悪いです。
朝起きると、夜とは180度方向が変わっていた、なんて良くあることです。

何度も何度も布団を蹴飛ばし、そのたびに親は布団をかけなおすことになります。
その場合、子供用の布団であればかけなおすのが楽ですし、大人も1つの布団の取り合いをして寒い思いをしなくてすみます。

最後に、赤ちゃんは汗っかきです。
あの小さな身体で、なんと大人の2倍汗をかくとされています。

またおしっこや、ミルク・おっぱいの吐き戻しなどで汚れやすいです。赤ちゃん用の布団は丸洗いできるものがほとんどです。大人用の布団を洗うのは手間ですが、小さな赤ちゃん用でしたら丸ごと洗濯機に入ります。

これらのことから、赤ちゃんには赤ちゃん用のお布団を用意するのをおすすめします

羽毛布団で気をつけるべきこと

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コスト

まずはコストです。羽毛布団はそのほかの真綿化繊綿に比べて、高めです。

その分、大人にとっては軽くて温かく、最高の素材です。
しかし、赤ちゃんの時期はあまり長くはありません。

赤ちゃん用布団としてわざわざ羽毛を買うのは、コストパフォーマンスにおいてあまり良いとはいえないでしょう。
長く使うから構わない、という考えもありますが、2歳をこえると寝相もわるくなり、ある程度大き目の掛け布団が必要となってきます。
そのとき赤ちゃん用布団ですと、やはり物足りなく感じるかもしれません。

アレルギー

羽毛布団で一番気をつけるべきなのが、アレルギーです。
ガチョウやアヒルなどの羽毛は蛋白源なので、臭いでダニが寄って来やすく、動物性繊維アレルギーの可能性があるとされています。

羽毛自体がアレルゲンなのではなく、布団につくダニや不純物が問題なのですね。
羽毛布団は羽が外に出ないように高密度で閉じているものを選びましょう。

きちんと密閉されていれば、布団の中にダニは入りません。
そのかわり、表面にはつきます。カバーをこまめに洗ったり、掃除機をかけたりすることがかなり重要になります。

丸洗いできるかどうか

布団を洗う重要性は、先ほどのダニの件からもあきらかです。
しかし、羽毛布団は洗うのが難しい場合がほとんどです。

キルティング加工されていれば、羽毛が偏るのは防げますが、それでも劣化はします。
毎回クリーニングに出すのも高くつきますよね。
定期的に洗濯機で洗うのであれば、やはり綿や化学繊維のほうが便利でしょう。

窒息の可能性

寝返りがまだできない赤ちゃんの場合、顔に羽毛布団がかぶさってしまうと、息ができなくなってしまう危険があります。
羽毛布団はふわふわなゆえに、隙間ができにくいのです。

掛け布団はどのような素材であれ、赤ちゃんの口や鼻に布団がかからないように気をつけましょう。
また柔らかすぎる敷布団や枕も、埋もれてしまうので同じく危険です。赤ちゃんの下になるものは、少し硬めを選びましょう。

まとめ

羽毛布団が必ずしも駄目なわけではありませんが、赤ちゃん用の布団を選ぶ場合は、素材のメリット・デメリットも考えて選びましょう。
赤ちゃんがまだ小さい場合は、布団に埋もれないよう、ママやパパがいつでも見守ってあげてくださいね。

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