もう二日酔いに苦しまない!二日酔いの原因と正しいお酒の嗜み方

もう二日酔いに苦しまない!二日酔いの原因と正しいお酒の嗜み方

年末も近付き忘年会も多くなってきましたね。お酒好きの人はつい飲み過ぎてしまい、苦手な人は場に合わせて飲んでしまい、そして翌日に襲ってくる頭痛に吐き気…とても辛いですよね。お酒の好みに関わらず起こるこの症状、どうにかならないのでしょうか。

今回はそんな辛い二日酔いが起こる原因と、次の日に響かないよう美味しく飲むために知っておきたい事柄をまとめました。

二日酔いの原因

お酒に含まれるアルコールが二日酔いの原因なのは言わずもがなですね。では、このアルコールがどういった仕組みで二日酔いを起こすのでしょうか。

まず、アルコールは胃や小腸で吸収され、肝臓へ運ばれます。そして肝臓でアセトアルデヒドと言う物質に変換されてから酢酸に分解され、血中に放出されます。酢酸は無害ですがアセトアルデヒドが人体にとって有害なのです。

酢酸まで分解しきれなかったアセトアルデヒドは血中に戻され、そのまま全身、つまり脳にまで運ばれます。脳の神経がアルコールによって麻痺した状態になるのが“酔う”ということになるのです。

また、肝臓がアルコールを分解するのには時間がかかります。通常、体重60kgの人で瓶ビール1本分のアルコールを分解するのに3時間かかると言われています。単純に考えただけでも3本飲むと9時間かかりますから、夜中の0時まで飲んでいたとすると翌朝9時までアルコールは残っていることになります。

肝臓に負担をかけるとアルコールが分解されず、血中に出てきてしまうことがわかりました。具体的に以下の行動は肝臓に負担をかけますのでおすすめしません。

・中ビン1本以上の量を飲む
・空腹状態で飲み始める
・水を飲まない
・つまみを食べない
・タバコを吸っている
・運動した直後である

これを見ていると二日酔い防止のためにしなければいけないことがなんとなく分かってきますね。

参考リンク:https://www.selfdoctor.net/q_and_a/2000_12/futsukayoi/01.html

二日酔い防止になるお酒の飲み方

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では次にお酒を飲むときに気を付けたいポイントをご紹介します。

お酒を飲む前に出来ること

・何か事前に食べる
空腹にお酒を流し込むとアルコールの吸収速度が速くなり、肝臓に負担をかけてしまいます。消化に時間のかかる脂肪分を少し食べておくと良いでしょう。ナッツ類やチーズがおすすめです。サラダが出ているのであればドレッシングをかけて頂きましょう。

お酒を飲みながら出来ること

・水分補給をする
アルコールは利尿作用が強く、脱水症状を起こしがちです。飲み始めると何度もトイレに行きたくなりますよね?なのでお酒を飲んでいる間は積極的に水も飲むようにしましょう。そうすることによって脱水による頭痛を防ぐことが出来ます。

・たんぱく質をしっかり食べる
たんぱく質はアセトアルデヒドの分解を助けるので積極的に摂りましょう。肉、魚、大豆、乳製品、卵などですね。ただし揚げ物などの食べ過ぎは、脂肪が肝臓の働きの邪魔をしますのでおすすめできません。

・タバコは吸わない
タバコはアルコールの分解を助けるビタミンCを破壊します。また、タバコに含まれるニコチンやタールも肝臓が分解するのでさらに負担をかけることになります。なので飲みながら吸うことは控えましょう。

お酒を飲み終わった後に出来ること

・水分を補給する
水分補給は飲み終わった後もしっかりしましょう。朝起きてからも飲むようにしましょう。脱水症状による頭痛を軽減させます。またスポーツドリンクも尿によって失われたナトリウムやカリウムも摂取することが出来るためおすすめです。

・しっかり寝る
肝臓を休めることがアルコールの分解を促進させることにもつながります。飲んだ日はしっかり休息を取るようにしましょう。連日飲むのも肝臓が休まらないため避けましょう。

お酒を飲んだときにしてはいけないこと

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最後に、お酒が入っているときに避けたほうが良いことをご紹介しておきます。

・長風呂
熱いお風呂に長時間入っていると脱水症状を起こしますので短めに済ませるようにしましょう。熱いシャワーなどで軽く体を温めることは腎臓を活発にするのでおすすめします。これはアルコール分解の手伝いをしてくれます。

・薬を飲む
頭痛がするからと言って頭痛薬を飲もうとする人が多いのですが、体内にまだアルコールが残っているときは避けるようにしましょう。

薬もアルコールも肝臓で処理していますので、アルコールの分解に追われている肝臓は薬をまともに分解することが出来ません。すると想定以上の薬が体内を巡りますから、薬の作用が急激に出ることになります。急に眠くなる、胃腸や肝臓を傷めるといった副作用が出る、などです。

これは逆も然りで、薬を服用中にお酒を飲むと、お酒のアルコールが分解されないため、いつも以上に酔いやすくなってしまいます。薬服用時にお酒を飲んではいけないと言われるのはこれが理由です。

どうしても頭痛が我慢できない場合は、薬を飲んでからは安静に過ごすようにしましょう。

実践できそうなものが多かったと思いますが二日酔いは酷いとトイレとお友だちになってしまいますよね。そうならないためにもまずは飲み過ぎに注意し肝臓を労ることが大切です。お酒は適切に飲んで楽しい時間を過ごしてください。

書いた人

ひよっこ
BUMP OF CHICKENが大好きないわゆるロキノン厨。性格はのんびりかつ超ポジティブなため逆境に出会ってもいつの間にか逆境と思わなくなっているタイプ。ゆえに反省時間が短いため成長は遅め。座右の銘は「だって人間だもん」。

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