2015節分いわしの由来とは?いつからいつまで飾るべきかを解明!

2015節分いわしの由来とは?いつからいつまで飾るべきかを解明!

節分の時期になると、玄関先に飾られた「いわし」を見かける事がありませんか?それが「節分いわし」です。最近では、この光景を目にする事も少なくなりましたね。しかし日本各地では、今でも節分いわしを飾る習慣が根付いています。

しかし、なぜ「いわし」なのでしょうか?どうして節分にいわしを飾るのか、疑問に感じる方も多い事でしょう。

そこで今回は「節分いわし」を取り上げてみたいと思います。節分いわしの由来や飾る時期などをご紹介致しますね。この記事を参考に、節分いわしにまつわる知識を広げて頂ければと思います。

節分いわし-そもそも節分とは?

2b6bfff4bd3dce90b9bcee94bfbd1273_s
節分とは、その名の通り「季節を分ける」日です。具体的には「立春・立夏・立秋・立冬」の前日を指しますが、江戸時代以降は主に「立春」の前日を節分と呼びます。ちなみに旧暦では、節分と大晦日(おおみそか)の時期はほぼ重なっていますね。

節分の由来-追儺(ついな)

参考リンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%BD%E5%84%BA
この季節の変わり目・節分には、邪気いわゆる鬼が生じると考えられていました。そこで平安時代になると、大晦日に「追儺(ついな)」と呼ばれる儀式が行われるようになります。これは別名「鬼やらい」と呼ばれ、鬼に扮した役人などが宮中を駆け回りました。

節分の由来-豆打ち

平安時代には「方違え(かたたがえ)」と言う風習もありました。目指す目的地の方角が凶の場合、その方角を避けるために別の方角の宿で一晩過ごします。そして翌日、凶とならない別の方角から目的地に向かったのだそうです。

この方違えの一つとして、節分の日に翌年の恵方の家や部屋で一晩を過ごす風習がありました。恵方とは、その年に最も縁起が良いとされる方角の事です。この際、厄払いとして部屋に豆を撒いたんだそうです。豆などの穀物には、邪気払いの力があるとされていたんですね。

そして節分になると、豆は「魔滅(まめ)」に通じて縁起も良い事から、神社で「豆打ち」が執り行われるようになります。

そして「追儺」の儀式に、邪気払いの「豆打ち」いわゆる豆まきが加わるようになって行きました。しだいにこれらは融合して行きます。江戸時代頃になると、現代まで伝わる「節分の豆まき」が一般庶民にも定着するようになりました。

節分いわし-意味や由来とは?

日本には「門守(かどもり)」と言う風習もあります。邪気の侵入を防ぐため、門口に掲げるお守りの事ですね。神社などで授かる「護符(ごふ)」などが代表的な門守でしょう。

この門守の一つが、節分いわしです。

節分いわし-由来について

この節分いわしの歴史は、935年頃に成立した紀貫之の「土佐日記」まで遡ります。「土佐日記」の中には、お正月に飾る注連縄(しめなわ)に「柊(ひいらぎ)の枝」と「鯔(ぼら)の頭」を刺していたとの記述があります。

時代を追うにつれ、ぼらの頭はいわしに変わりました。時期は定かになっていませんが、江戸時代の文献には魔除けとして「柊の枝」と「いわしの頭」を飾ったとの記載があるようです。節分いわしは、実に1,000年以上に渡って受け継がれてきた伝統習慣なんですね。

節分いわし-なぜいわしなの?

節分いわしは「柊鰯(ひいらぎいわし)」とも呼ばれています。季節の変わり目・節分に現れる鬼が侵入するのを防ぐ役割を果たしています。

では、なぜいわしなのでしょうか?その理由は単純明快です。鬼は、いわしの臭いが嫌いなんだそうです。また、いわしを焼くと臭いは強くなり煙も生じます。それを嫌がる鬼を遠ざける事が出来ると言う訳です。

もし鬼が近づいて来たとしても、柊の葉っぱの棘(とげ)が鬼の目を刺して退治してくれます。節分に柊といわしをセットで飾るのは、このような理由があったんですね。一方で、いわしの香りで鬼を誘い出し、柊の棘で目を刺すという説もあるようです。

ちなみに「鰯の頭も信心から」と言うことわざは、節分いわしを由来としています。鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰すれば尊く見えると言う例えです。多少の皮肉が込められたことわざですね。

節分いわし-飾る時期は?

 

この節分いわしを飾る時期は、地域によって異なります。

①節分の日の夕方から翌日まで飾る

②節分の日のみ飾る

③小正月(1月15日)の翌日から節分まで飾る

④節分から2月いっぱいまで飾る

⑤翌年の節分まで飾る

これだけ諸説あるのですから、一般的な時期はないようですね。節分いわしをいつからいつまで飾るかは、お住まいの地域事情に合わせると良いでしょう。ちなみに処分方法にも、決まったルールはないようですよ。

さて今回は、「節分いわし」を特集してみました。伝統習慣には、いろんな意味が込められています。今まで節分いわしに興味がなかった方も、今年は厄払いに一度飾ってみてはいかがでしょうか?

こちらの記事もオススメです