[ワールドカップ連載・第24回] 独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループB・オランダ編~
ども~。つぶおです~。
最近は絶滅したかと思って安心してたんだけど、まだいるんだね。「疑問形でしゃべる人」。
あれほどうっとーしいしゃべり方はない。話していること自体が苦痛。
「…うん。そして居酒屋?行って、その後カラオケ?行ったんだよ。そしたら友達が泥酔?うん。仕方ないから奥さんに電話?して大変だったんだよ。」
みたいなの。うぜー。
僕は、いろんな国のサッカー中継を見ているけど、運営会社にお願いしたい。
解説に「都並敏史を使うのはやめてくれ!!!」。
話し方が偉そうで、疑問形すぎてイライラしてサッカーどころじゃなくなる。解説もショボイ。主観でばかりしゃべるやつは公の場で解説なんかしちゃいけない。他で個人的にやってくれ。
都並が解説の試合は基本的に見ないようにしているし、どうしても見たい試合の時は音を消して音楽聞きながら見ている状態。なんとかしてよ…あいつ。
さて、今回は「トータルフットボール」を生み出した国「オランダ」をご紹介しよう(`・ω・´)ノ
「オランダ」を知ろう!
チーズやチューリップ・風車などで有名なオランダは、「オランダ王国」を構成する国の「一つ」である。オランダ王国の一つがオランダなのだ。
王国の中にある地方の名前が国名になったというわけ。イングランドに近い感じだね。
また、「NED」と表記されるけど、なんでオランダなのに「NED」なのか不思議に思ったこともあるのではないだろうか。
実は「Holland(a)」「ホラント→オランダ」は俗称で、正しくはオランダ=「Nederland(ネーデルランド)」。これがその理由。
憲法上の首都は「アムステルダム」。しかし、国の主要な施設がある「デン・ハーグ」が事実上の首都になっている。「ウィレム・アレクサンダー」国王がいる王宮があるのもここ。
国土面積は日本とほぼ同じ広さで、人口は1,600万人。こうしていろんな国の面積や人口を見ていくと、日本って人が多すぎるんじゃないか、と思ってしまう。地形の問題とかもあるんだろうけどね。
母国語はオランダ語。あんまりオランダ語って馴染みがないね。「オランダ語」教室とか聞かないもんね。
もっとも、オランダの人たちにとっての日本語も似たようなものなんだろう。
オランダ語に加えて、英語を話す人も多く、フランス語・ドイツ語などバイリンガルが多い国としても知られている。スイスみたいだね。
オランダと日本の歴史は古く、江戸時代に日本が鎖国状態の時に、唯一外交を行っていた国がこのオランダである。
この時オランダから渡ってきた「蘭学」は、日本の開国と明治維新に影響を与えた。
しかし、太平洋戦争時には、日本が当時オランダの植民地だった「現・インドネシア」占領した。このことがオランダにとって大きな不利益となり、戦後しばらくは反日感情が強かった。
その後いろいろあって、現在の日蘭関係は良くも悪くもない、中立の関係といった状態。
オランダとの関係が完全に修復されない陰には、永遠に答えが出そうにない従軍慰安婦問題がある。
オランダの教育にはおもしろい制度がある。
それは「教育の3つの自由」というもので、「200人以上の生徒を集めれば、(法律の範囲内で)どんな学校を作ってもいい」というもの。
これはおもしろい。例えば200人以上集めることができれば、「サッカーファンのための学校」を作ってもいいわけだし、「芸能ゴシップを研究する学校」を作ってもいいわけだ。
現実には難しいこともあると思うけど、制度としてあってもいいと思う。
芸能情報に異様に詳しい子供とか嫌だけどね。
オランダの国や人を一言で表現するなら「寛容」。
大○の所持・使用が(広い意味で)合法という驚きの国である。僕も前にあるドキュメンタリー番組で、おしゃれなカフェのメニューに大○やマ○ファナが並んでいるのを見たことがある。
そして、公園では親子でマ○ファナを「楽しんでいる」姿があった。
また、安楽死が認められていて、売○が合法であるなど、風○産業の規制も非常にユルい。
ここだけ見ると自由で開放的な印象だけど、問題もあると思う。
オランダで最も人気のあるスポーツは、もちろん「サッカー」。
ワールドカップでは3度の準優勝に輝いたこともある強豪国で、国内のプロサッカーリーグ「エールディヴィジ」はハイレベルでたくさんの名選手が生まれている。
中でも「アヤックス」「PSV」「フェイエノールト」は世界的な名門クラブである。
オランダ代表の注目選手
オランダ代表チームの中から、特に注目してほしい選手をご紹介しよう。
※年齢は2014年3月1日時点
FW「ロッベン(アリエン・ロッベン)」バイエルン(ドイツ)所属 30歳
世界最高クラスのドリブラーとの声もあるスーパープレイヤー。バロンドール(世界最高のサッカープレイヤーに送られる賞)候補にも上がるほどの実力を持ち、ミドルレンジからの豪快なシュートを披露することもある。最近調子がいいとは思えないが、今大会ではどうだろう。
FW「ファン・ペルシー(ロビン・ファン・ペルシー)」マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)所属 30歳
柔軟性の高い体を使って相手ディフェンダーをすり抜け、スピードあるシュートを炸裂させる。前線を広く使い、チャンスメイクもできる優秀なフォワード。
かつては元日本代表・小野伸二とともにフェイエノールトで活躍していた。
また、オランダ代表の最多得点記録(41得点)保持者はこの人だ。
FW「フンテラール(クラース・ヤン・フンテラール)」シャルケ04(ドイツ)所属 30歳
テクニックにも優れ、高い身長を生かした空中戦を得意とするプレイヤー。プロリーグに入ってしばらくはくすぶっていたが、徐々に頭角を現し、オランダのエースストライカーへと成長した。
MF「スナイデル(ヴェスリー・ベンヤミン・スネイデル)」ガラタサライ(トルコ)所属 29歳
左右両足から繰り出される正確なパスでオランダをアシストするチームの要となるプレイヤー。中距離砲としての力もあり、隙があれば相手ゴールに豪快なミドルを叩きこむ。
日本代表の長友と超が付くほど仲良しなのは有名。
攻撃の軸となる選手たちの年齢が上がってきているのは気になるところだけど、各選手に年齢による衰えは感じられない。
オランダは能力に加えて、経験と実績の備わった選手が多いね。
オランダ代表チーム・総合力分析
オランダ代表のワールドカップの成績は、今回が10回目の出場で、優勝はまだない(準優勝は3回)。
2014年のオランダ代表を率いる監督は「ルイ・ファン・ハール」。
監督としての実績は申し分ない。名門アヤックスを指揮し、UEFAカップ(ヨーロッパのクラブチーム選手権)優勝を経験。
さらに、エールディヴィジ(オランダのプロサッカーリーグ)3連覇を達成。さらにさらに、UEFAチャンピオンズリーグ(ヨーロッパ大陸のクラブチーム選手権)を含めて、パーフェクト(無敗)優勝を2度達成するという驚異的な記録を残している。
実績のあるベテランが前線並ぶオランダの勝利は、若手の活躍にかかっていると思う。前線は実績のあるベテランが固めているので心配はないだろう。
問題はピッチ中盤から後半にかけてのスペースでの動きにある。若手中心のスペースをしっかりと固め、攻守のバランスが良くなれば勝てる要素はたんさんある。
ワールドカップに呪われたジンクスを持つオランダ。それは「6月25日の試合には勝てない」というもの。実際に勝ててないのだ。
しかし、残念なことに今大会では6月25日にオランダの試合はない。あったらおもしろかったのにね。
そして、オランダは過酷なグループに組まれることでも知られている。しかもそのグループでこそ力を発揮するのだ。
今年のBグループには前回優勝のスペインがいるね。これはおもしろい。
僕としてはオランダ代表監督は「ファン・バステン」がよかったけどねー。なんでって?好きだから。