香典どうする?新盆を欠席することになった時の対処法

香典どうする?新盆を欠席することになった時の対処法

家族や親戚、友人、知人など身近な方がお亡くなりになり、喪が明けてはじめて迎えるお盆である新盆の法要に招かれたけれど、法要当日どうしても用事があって参列できないという場合がありますよね。

そんな時のために、香典をどうしたらよいかなど新盆を欠席することになったときの対処法を以下にご紹介させて頂きます。
今年のお盆に催される新盆の法要を欠席する予定の方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

新盆を欠席することになった時の対処法とは?

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新盆は、前述したとおり、お亡くなりになった方の喪が明けて初めて迎えるお盆の法要です。
新盆の法要は1回きりなので、できれば欠席することなく参列したいところなのですが、お仕事などを休むことができなくてやむを得ず欠席しなくてはいけない場合もあるかと思います。

そんな時は、施主の方に対し新盆の法要を欠席することに対するお詫びのお手紙とともに香典を現金で送付しましょう。
送付する場合は不祝儀袋に入れ、上段に御供物料と書き、下段にフルネームを書いて、現金書留で新盆の法要前に届くように早めに送付しましょう。
現金書留の封筒は大きさの異なるものが2種類ありますので、不祝儀袋が入る大きさのものを指定して購入するようにしましょう。

お詫びのお手紙と香典を送付するとともに、お電話で参列できない旨をお伝えしておくとより丁寧です。
さらに、お亡くなりになられた方と深いお付き合いをされていた場合は、香典を持参し手渡しするとともに、直接、参列できない旨をお伝えするのが一番良いと思います。

新盆の法要を欠席する場合に出すお詫びのお手紙の文例

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新盆の法要を欠席する場合、お香典を送付するとともにお詫びのお手紙を送付しなくてはいけません。
そこで、以下に新盆の法要を欠席する場合に出すお詫びのお手紙の文例をご紹介させて頂きますね。

拝啓 暑さ厳しき折、皆様におかれましては
益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
○○様(新盆を迎える方)におかれましては、新盆を迎え、
法要を執り行う旨を承っておりますが、
法要当日は、諸事情(遠方のためや仕事の関係など)により
お伺いすることができません。
ぜひとも、ご仏前にお参りしたいと存じましたのに大変残念です。
どうかお許しください。
気持ちばかりですが御香料を同封させていただきましたので、
どうぞご仏前にお供えくださいますようお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

                            敬具

この例文での時候の挨拶は、お詫びのお手紙を早めに送付することを想定して7月の挨拶にさせて頂いておりますので、8月にお手紙を出場合は、8月の時候の挨拶に変更してくださいね。

新盆の法要を欠席する際に施主に送付する香典の相場は?

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新盆を欠席する際の施主に送付する香典の相場は新盆の法要に参列する場合が一般的に10000円から20000円くらいなので、新盆の法要を欠席する場合の香典は、5000円から10000円で良いと思います。
お供え物も送付する場合は、上記の金額より少なくても良いようです。
ただし、近しい家族の場合は、一般的な香典の相場より倍くらい多く包む場合もあります。

この香典を入れる不祝儀袋を準備する際に気をつけなくてはいけない点は、水引を藍銀や双銀、関西においては白黄などの結びきりのものを選ばなければいけないという点です。
さらに、送付する香典の金額が10000円以内の場合は、不祝儀袋は水引が印刷されている袋を使用しなくてはいけません。
それは、金額が少ないのに袋だけが立派だと送付する相手に対して失礼にあたるからです。

不祝儀袋の表書きは、新盆の法要は仏事なので、上段に御仏前あるいは御佛前、御供物料と記入し、下段には自分の苗字と名前を記入します。
新盆の際は薄墨では記入せず、普通の黒の墨の筆ペンか毛筆で記入しましょう。

まとめ

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故人の新盆の法要に参加できない場合は、できれば香典は持っていって手渡しし、直接お詫びをするのが一番丁寧です。
出来ない場合は、上記でご紹介しました例文を参考にお詫びのお手紙をしたため、お香典を添え施主の方に送付するとともに、お電話でお詫びをするようにしましょう。

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