「たけのこ」の収穫と旬はいつからいつまで?おいしく保存する方法は?

「たけのこ」の収穫と旬はいつからいつまで?おいしく保存する方法は?

たけのこの話題がニュースに取り上げられると、きっと誰もが春を感じることでしょう。「たけのこ」が春の季語というのも、うなずけます。

竹かんむりに旬と書く「筍」。まさに、春という旬を食すにふさわしい食材です。「たけのこ」を食べるにふさわしい旬の時期・保存の仕方など、今すぐに役立つ情報をご紹介しましょう。

「たけのこ」の収穫時期とおいしい旬の時期はいつ

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まず「たけのこ」のベーシックなお話

「たけのこ」にはいろいろな種類があります。私たちがふだん食べている「たけのこ」は、ほとんどが孟宗竹(もうそうちく)という品種。大型で厚みがあり、甘く柔らかくてエグみが少ないのが人気の理由です。

「たけのこ(筍)」は文字どおり、一旬(1ヶ月の三分の一にあたる10日間)で、竹に成長してしまいます。私たちが「たけのこ」といって食べているのは、地面からわずかに姿を現した若い竹の幹のこと。地面から顔を出すか出さないかくらいが、おいしいのです。

「たけのこ」の収穫時期は?

収穫時期は、品種や産地によって、かなり開きがあり、鹿児島などの早い地域では11月頃から始まるところもあります。
九州や四国の「早堀たけのこ」というものは、12月中旬。京都では、2月中旬から収穫が始まります。

「たけのこ」の旬とは?

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そもそも旬とは、「たけのこ」がたくさん出回り、もっともおいしく、買い求めやすい価格になる時期のこと。その意味でいうと、一番ポピュラーな「たけのこ」孟宗竹の旬は、3月から4月にかけてです。

食べられる時期も一瞬だからこそ旬であり、おいしさもひとしお。「たけのこ」は期間限定の春の食材なのです。

覚えておきたい「たけのこ」の保存方法

一時的な保存の仕方

皮が付いたまま新聞紙でくるみ、冷暗所で保存します。とはいえ、「たけのこ」は掘り出された後、アクがどんどん強くなっていきます。次の方法でできるだけ早く、下ごしらえをして保存してください。

下ゆでの仕方

先端を斜めに切り落とし、皮を剥きやすいように縦に身の手前まで切れ目を入れます。
皮ごとゆでるのは、皮にアクを抜く作用があるからだそうです。
米ぬか、鷹の爪を水とともになべに入れ、そこに筍を沈め落し蓋をして火にかけます。
ぬかに含まれるカルシウムが筍のアクに作用してエグミをとるそうです。

大きさによって茹で時間は違いますが、およそ1~1時間半位茹でます。
火を止めて、さらにアクを抜くため、そのまま冷まします。
暖かいうちに水に当てると、アクが残るだけでなく、筍が縮んだり、割れたりすることがあります。
数時間たったら、筍を取り出し、皮をむき、さっと水洗いして、冷水に浸しておきます。
保存する場合は、この状態でタッパーなどにいれ、冷蔵庫で保存します。

引用:旬の食材百科

とてもヘルシーな食材「たけのこ」の魅力

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便秘の予防・改善に

「たけのこ」には食物繊維が豊富に含まれているので、便秘はもちろん、大腸ガンの予防効果も期待できます。

ダイエットに

食物繊維が豊富で低カロリーだから、満腹感も得られダイエット効果も期待できます。

脳の活動を活発に

「たけのこ」の表面に付いている白い粉状のものはチロシンという、たんぱく質の形成に必要な栄養素のひとつ。脳の活動を高めるドーパミンの原料でもあり、洗い流さずに食べることをお勧めします。

高血圧の予防に

カリウムを多く含むので、塩分などナトリウムの体外への排出を促し、血圧の安定に一役買うことが期待できます。

疲労回復に

「たけのこ」には、うまみ成分の一種であるアスパラギン酸が含まれ、疲労回復効果も期待できます。

参考サイト:RICOH Communication Club

おわりに

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「旬のものを食べると、長生きする」という言い伝えが、古くからあります。旬の食べ物は、味が濃く・深く・栄養もたっぷり含まれているからです。

「たけのこ」は、春を代表する旬の食べ物。ぜひ旬の時期に、おいしく、買いやすく、体にもいい「たけのこ」を、お刺身、焼きたけのこ、ワカメとの炊き合わせ、たけのこご飯など、いろいろな料理にして召し上がってください!

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