将来の夢がないのに大学に行く必要はあるの?高校生のあなたに考えてほしいこと

将来の夢がないのに大学に行く必要はあるの?高校生のあなたに考えてほしいこと

将来の夢がなくて進学したほうがいいか悩んでいるあなた。昔は高校卒業していて当たり前、という風潮でしたが、現代では大学を卒業していて当たり前、と言われています。

でも、「将来○○になりたい!」という具体的な目標がない場合って大学に行く必要ってあるのでしょうか?今回は、あなたがいま直面しているであろう大学進学という問題について、既に社会人となった人がほんのりアドバイスをお伝えしたいと思います。

が、その前にタイトルの結論を先取りして書いておきましょう。

将来の夢はあとからいつでも見つけられます!進学後でもいいし、就職後でもいいんです。30歳になってからでも将来の夢ややりたいことを見つける人だっています。遅いも早いもありません。芸術系のプロになりたいのであれば早ければ早いほどいいですが、趣味で長年続けてプロレベルの領域に辿り着く人もいます。なんの夢でも良いですが、普通に就職してお金を稼ぎ、良い機材を使って練習しまくれば上達も早いはず。おとなになってから専門学校に行くのもありです。

選択肢・視野を狭めてしまうのは常に自分です。もっと視野を広くもってみてください。

ですから、いま夢がなくて進路に悩んでいる…そういう状況であれば、とりあえず進学というのも手です、という話。

親のお金で大学進学はお金の無駄!?

上記でも書いた通り、現在では学歴社会というか大学を卒業しているのが当たり前の時代ですよね。
一昔前は高校にも行けずに中卒で働いている人がたくさんいたというのに、現在では親の方が本人よりも大学まで進学して欲しいと思っている両親が多いんですよね。自分が大学に行けなくて昇給できず悔しい思いをしたから、子供にはそういう思いをさせたくない…そのように考えて大学進学させる親もいます。

とくに、今の親の世代、50代あたりは高校まで卒業していても大学まで卒業している人は今と比較すると少ないですね。

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出典:学校基本調査-平成27年度(確定値)結果の概要-

このグラフの紫色の大学・短大をみると、平成27年度における大学・短大進学者の割合は54.6%と過去最高にまで登っています。まさに二人に一人は大学に行っている状況なのです。だからこそ、大学に行って当たり前、なんて考えになってきているのでしょうね。

でも、自分の目標がないのに大学行くのはお金の無駄遣いだとも思ってしまいますよね。奨学金をもらっていざ大学へ行ってみたものの、自分のやりたいことじゃない!と感じてやめようと思ったらどうですか?残るのは奨学金という名の借金のみ。時間とお金を無駄にして何をしていたんだ…という気になってしまう人も少なくないでしょう。

かといって就職したいほどの職種がないとなると、親としては遊ばせておくよりも大学へ行ってもらった方がいいんです。どうしてか?それは、大卒のほうが生涯年収が高いからです。当然親としては将来のことを考えて大学進学をすすめるはずです。

厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査」のグラフを抜粋してみます。

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このグラフをみると、男女ともに学歴が高ければ高いほど賃金も高くなっているのがわかるはずです。男性が60歳以降急激に賃金が減るのは正社員ではなくなるためですね。しかしこの状況でも学歴が高いほうが賃金は高いのです。

学歴が高いとそれまでにかかった学費(投資した学費)を回収するということも必要ですから、ある意味学歴が高い=賃金が高いのは当たり前と言えなくもないですね。

ただ最近は高学歴で有名企業に入社したもののブラック企業だったことで過労死してしまった、なんていうニュースもありますので、大卒で有名企業に入ることが必ずしも良いというわけではない、というのも世間的な認識として広まってきたと思います。

いずれにせよ、親のお金で大学に行くというのであれば、それなりに目的意識を持つことや将来のことについて考えておくことは大事ですよ。

高校を卒業した後はどうなるの?

基本的に、進学組と就職組に分かれて面談が行われます。ほとんどの場合、卒業すると大学へ進学したり、短大や専門学校に進学したり、そのまま就職したりと様々です。

先程紹介した学校基本調査のグラフをもう一度見てみましょう。

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このグラフの一番上の水色の棒グラフは大学・短大・専門学校進学率を示していますが、71.2%の人が進学しているのです。簡単に言えば10人のうち7人が進学、残りの3人が就職または家事手伝い…ということになるでしょう。

しかし、高校に通っている間に進路先を決めておかないと卒業してからプータロー(ニート)になってしまうんです!

*プータローとは、進学もせず、就職もしなかった人のこと。類語はニート。

現在では学生時代から引きこもりを続けてそのまま成人式を迎えてしまうような人もたくさんいますね。そんな風にならないように、しっかりと高校生のうちに自分の進路先を考えておく必要があります。学校にはたくさんの就職情報や大学の情報がありますので、ぜひとも活用しましょう。

当然就職進学以外に自営業として家業を継ぐという選択肢や、自分で起業するという選択もあります。しかし、それらを行うにしても進学・就職を経験しておくことで有利に物事を運べる可能性が高くなります。

なので、自分の経験値を貯めるという意味で進学・就職をするのはアリだというのを頭においておいてください。

プータローやフリーターでも別にいいよ、と言ってくれる親御さんもいるかもしれません。そんなのは許さん!と一蹴する親御さんもいることでしょう。なんにしても、自分がどうしたいのかや、やりたいこと、目指していることをきちんと親御さんと一度話をしましょう

曖昧な理由であればダメですが、筋道通った話であれば説得できるかもしれません。

両親に大学費用を負担してもらう???

何の目的もないのに大学に通う費用を出してもらうというのもちょっと心苦しいですよね。しかし、上記でもあげた通り、現在では学歴が社会でモノを言う時代です。

もしあなたが会社人事部にいて、二人面接し、高校卒業した人間と大学卒業している人間だったらどちらの人間を採用するでしょうか?

能力的にも二人とも変わらないのであれば、大学卒業した人間を採用したいはずです。ちょっと考えてみれば分かりますが、大卒であればある程度の一般常識や教養を備えています。なので、仕事を円滑に進めやすいのです。

高卒の場合、まだ一般常識が身についていない部分もありますから、仕事が円滑に進められない可能性があるのです。それはリスクであり、会社にとってはデメリットとなるのです。ゆえに、大卒を選ぶわけです。

就職や仕事という部分をみると、大学を卒業するというのは大きな意味を持っているんですね。親としても大学まで子供をやるとようやく子育てが終わったと実感するでしょう。(もちろんすぐに仕事をやめて実家に帰ってニート、なんて人もいますが)

ある意味、大学に行くことで親孝行…なんておこがましいですが、そういった側面がないとはいえないかなと思いますね。将来的に親を支えるのは子供になりますし、病気の治療や介護などになってくると多大な労力やお金が必要になります。ですので、大卒でお金をしっかりためておくというのは親にとっても安心なこと。

大卒であれば給料が人並にもらえるわけで、安定した生活を維持できるということでもあり、結婚やその後の生活においても不安な要素は減りますよね。結婚相手からしても、経済的な安定があれば互いの収入を合わせることでより豊かに生活することができますしね。

当然高校生の人は今はまだそんな考えはないでしょう。しかし20代も半ばになると大卒で良かったな、と思ったりしなくもないんです。普通に大卒でよかった。

もし、親に余裕があるなら将来的なことを考えて、大学進学まで甘えてみるのもいいのではないでしょうか?

奨学金で大学へ進学する?

奨学金で大学へ進学するのもいいでしょう。しかし、目的もなしに奨学金で大学へ進学してしまうと、社会へ出たときにすでに借金を負っている状態からスタートになります。

○○を研究したい!といった具体的な目的があるなら、借金してでも全力でやるべきでしょう。そのほうが後悔はありません。

しかしただ漫然と大学に行って、適当に大学と部屋を行き帰りして…を、延々と繰り返すような生活だとなんの意味もありません。理系の場合は実験などが多いので研究室と自宅の行き帰りばかりになりかもしれませんが…(笑)

大学生になったときに何が問題かというと、勉強せずに遊び呆けてしまうということ…ではなく、友達も作らず一人で講義室と自宅を行き帰りすること。こういう学生は結構多いです。

学生の本分は勉強、というのはその通りです。間違いありません。理系の場合はむしろ勉強しかしないくらいの勢いですのでそれで問題ありません。

ただし文系の場合はどうかというと、理系よりもかなり時間が余ります。ですので、その時の時間の使い方をどうするかが重要なんです。

将来的に必要なスキルというと、一般常識的なものだけでなく対人能力(いわゆるコミュ力)、自分で企画する能力、自分で考える能力…など、なんにしても自分からアクションを起こすことが非常に大切になるんです。

だって、文系の多くは営業職となるのですから。営業職が嫌なら、技術職にもなれます。当然技術があることが前提。学生の間に専門学生に負けないくらいの何かしらの技術を身に着けておくのが大事でしょうね。

ただ流されるだけでは「大卒」というカードをフル活用することはできなくなるわけ。
本当にフル活用したいのであれば、そのようなスキルが身につくような時間の使い方をすればいいという話です。

アルバイトやボランティア活動、サークル活動など、勉強だけに留まらない活動をすることでバランス良く経験値を稼げるようになりますよ。

対人力や企画力、考える力に加え、専門知識があればまさに鬼に金棒という状態になりますので、就職活動では相当有利な状況を作ることができるはず。

…、と難しく書いちゃいましたが、そんなモチベーションもないままに借金を背負ってまで大学へ行く気力ありますか?

大学へ進学する意味

もう一度大学へ進学する意味を考えてみましょう。大学へ進学するということは、就職に有利なケースが多いです。企業によっては高卒不可というところもあるくらいです。

あなたのなりたい職業はなんですか?まずは自分が希望する企業がどういう人材を求めているのか考えてみましょう。大工や左官、工場の軽作業など体を動かす作業が多いほど中卒からでも働けますが、頭脳労働の正社員になりたいのであればそれなりの努力が必要になります。

高卒でも採用してくれる会社はたくさんありますが、やはり大学卒業したのと、高校卒業した賃金はかなり差が出てきます。業種によっては大卒と高卒で生涯賃金が1億円近く差が出るところもありますね。

さて、ここまでお金がらみの話ばかりしてきましたが、別に就職やお金に限らず大学へ進学しておくことは人生がより豊かになる可能性が高まるのです。

なぜか?それは、大学で新しい友達ができたり、そのとき取り組んでいたことが仕事で活かせる、留学生と交流できる…など、大学でしか経験できないことが山ほどあるからです。

勉強というのは机の上だけでやるものが全てじゃないんですよ。経験から得られるもの全てが今後のあなたの形つくるわけです。なので、できるだけたくさんの経験を積むこと。これが大事です。

判断するのはあなたしかいない

さて、ここまで「進学した方がいい」というスタンスでお伝えしてきました。しかし進学するにしても就職するにしても、「親に進学しろって言われたから…」とか、「このサイトがこんなこと書いてたから…」ということで進学しようと決めた・・・というのでは、あなたの人生、すべて親の言いなり、人の言いなりになってしまいます。

親は自分よりも先に長く生きているので、先輩ですし必要に応じてアドバイスもくれる恩師ともいえる存在でしょう。しかし、自分の意思とは関係なく親に人生のレールの先を敷いてもらったらその後の人生が想像できて面白くないんじゃないでしょうか。

アメトークに出演している勉強大好き芸人の一人に、「自分が頭が良すぎるがゆえに先が想像できてしまった」という理由から、誰も想像がつかないであろうお笑い芸人になったという変わった人もいました。

やはり簡単に想像ができてしまう人生って面白みがありません。自分がどのように進んでいきたいのかを考えてみましょう。

受験に失敗したり、就職に失敗したりすると「親に勧められたからやったのに失敗した=親のせい・人のせい」と考える人も中にはいます。

しかし、それを選択したのはあなた自身なのです。

人のせいにするのは簡単ですが、人生の責任を負うのは自分自身。

親でも親戚でもなく、自分自身が人生の責任を負うのです。

なので、将来のことをしっかりと考えて大学進学したいのか、就職するのかを考えましょう。
人生の主導権を握るのはいつも自分だけなのですから。

まとめ:人生は長いからこそしっかり考えよう!

いかがでしたでしょうか?大学に進学した当初は自分がどの道へ進むか考えつかないかもしれませんが、通ううちに自分のやりたいことを見つけられるかもしれません。

無理に就職しないで大学に進学してから考えるのもいいですよね。この記事があなたにとって役に立つ事を祈っています。

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