[ワールドカップ連載・第19回]独断と偏見によるブラジルワールドカップ戦力分析~グループA・ブラジル編~
ども~。つぶおです~。
2014ブラジルワールドカップは、8グループ32カ国で争われる。
ワールドカップをワールドワイドにしっかり楽しむためには、それぞれの国のこと。欲をいえば全部の国について知っておきたい。
ポイントは3つ。
まずどんな国なのかを知れば、その国民性や文化が理解できる。
国民性や文化はそれぞれの国のプレイスタイルに大きく影響するものなのだ(`・∀・´)
最後のホイッスルまで勝負を諦めない国もあれば、すぐ勝負を諦める国もある。
フェアプレーを徹底した国もあれば、勝つためなら何でもするような国もある。例えばアジアのあの辺の国ね。
次に、各国の注目選手。これを知っていて見るのと、知らないまま見るのとでは、ぜんぜん楽しさが違う。
ボールを追っていくのもいいけど、誰かに焦点を絞って見ると、意外に試合全体が見えてくるものである。
あっちこっち見るのが一番よくない(゜レ゜)
最後に、代表チームの総合力をチェックしておく。
総合力を知れば、なんとなくどっちが勝つかはわかる「気がする」けど、スポーツの世界はそう単純でもない。
サッカーの意外性を楽しむためにも、総合力を知っておきたいところだ。
というわけで、「2014ブラジルワールドカップ・出場32カ国それぞれの国と代表チームについてご紹介するシリーズ」を始めよう!
「ブラジル」を知ろう!
「ブラジル連邦共和国」(以下ブラジル)は、南アメリカ地域に属する国で「連邦共和制」をとっている国である。首都は「ブラジリア」。ブラジル最大の都市は「サンパウロ」。リオではない。
「連邦共和制」とは、複数の国や州が形成している国のこと。ブラジルは、国家元首(=大統領)「ジルマ・ルセフ」を行政の長・軍の最高指揮官とする法治国家。ちなみに「ジルマ・ルセフ」は女性元首である。
南米大陸では最大、世界で5番目に広い面積を持ち、その広さは日本の約22倍。
面積に加えて人口も南米大陸最大の約1億9千万人で、ほとんどの人がポルトガル語を母国語としている。
どうして南米なのにポルトガル語が母国語なのかというと、以前にポルトガル占領下にあったためである。
ブラジルは、非常に多彩な人種の人が暮らす国である。日系・イタリア系・ドイツ系・アラブ系・韓国系・中国系などの人たちが混在しているので、いろんな文化が混在している。
日系人が多い国として知っている人もいるだろうね。
こういった状況から、人種に対する偏見・差別意識は、まったくと言っていいほどない。
日本人とは反対で、ブラジル人は外国人に慣れているんだろうね。
ヨーロッパやアメリカなどの欧米系(白人系)の国に行ったことがある人ならわかると思うけど、「白人至上主義」は未だに根強く残っている。「東洋人」という差別意識から向けられる目線はとても嫌なものだ。僕は経験があるヽ(`-´#)ノ
その点ブラジルの人たちは、明るく陽気な面に加えて、誰にでも平等に接する思いやりと温かみのある国民性を持っていると言えるだろう(´∀`*)
ただこれは、全体的な傾向であって問題点もある。貧富の差が激しく、それに伴って犯罪率が高く治安は悪い。現地に行ってワールドカップを観戦するという人は、決して油断しないこと( *`ω´)
2014ブラジル代表・注目選手
※年齢は2014年3月1日時点
2014年のブラジル代表の中から特に注目してほしい選手をピックアップしてみた。
- FW「ネイマール(ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール)」スペイン・バルセロナ所属 22歳
「ブラジルの至宝」と呼ばれる、世界レベルのブラジル代表エースストライカー。
2013年「コンフェデレーションズカップ」(各大陸のナショナルチーム王者による国際大会)でMVPに選出。
名門バルセロナに入団したことで、天性の才能に経験が加わった。
ブラジル優勝はネイマールの決定力にかかっている。
- FW「フッキ(ジヴァニウド・ヴィエイラ・ジ・ソウザ)」ロシア・FCゼニト所属 27歳
2005年~2008年までの間、Jリーグでのプレー経験のあるプレイヤー。
こってりとしたセンターフォワードで、強靭なフィジカルが売り。ワールドカップでのフォーメーションを考えるとネイマールと両翼を形成することになるだろう。
左足から繰り出されるダイナミックなシュート。アシストにも期待したい。
- MF「パウリーニョ(ジョゼ・パウロ・ベセーラ・マシエル・ジュニオール)」イングランド・トッテナム所属 25歳
抜群の身体能力と決定力を備えた守備的ミッドフィルダー。守備的とはいうものの、高い決定力とアシスト力を誇る万能プレイヤー。今大会でも得点の期待は高い。
- DF「シウバ(チアゴ・エミリアーノ・ダ・シウバ)」フランス・パリサンジェルマン所属 25歳
クリーンで華麗なプレーが魅力のプレイヤー。状況判断の正確さとスピード、的確なポジショニングなど、ディフェンダーとして必要な能力を全て備えている。シウバを無視してゴールを決めることはできない。
- DF「ダニエウ・アウベス」スペイン・バルセロナ所属 25歳
状況次第でミッドフィルダーのポジションもこなす。クラブ史上3位の巨額移籍金でバルセロナに入団した怪物。
「ブラジル対アルゼンチン」の夢の決勝戦が実現すれば、チームメイトの「リオネル・メッシ対ダニエウ・アウベス」の夢の対決の実現ともなる(☆∀☆)
ブラジル代表チームそのものがスターなんだけど、特にこの5人は要チェック!全員がサッカープレイヤーとしてピークを迎えているといえる選手である。
2014ブラジル代表・総合力分析
ブラジルは、今更言うまでもなく2014ワールドカップの開催国である。
そのワールドカップにおける成績は、出場回数20回。優勝回数5回を誇り、自他(国)ともに認めるサッカー王国である。
2014年ブラジル代表チームを率いるのは、「ルイス・フェリペ・スコラーリ」監督。選手実績はそれほどでもないが、世界の名将として知られる監督。
2002年のワールドカップ日韓大会では、ブラジル代表を優勝に導いている。
規律を重視するシビアな采配でも知られ、規律を乱す選手がいれば、成績に関係なく容赦なく切る。
また、ちょっとだけ「ジュビロ磐田」で指揮を取ったこともある。
以前の記事でも書いたけど、ブラジルは圧倒的な優勝候補筆頭である。まぁ優勝候補に挙がるのは毎度のことだけどね(´ε`;)
前回の南アフリカ大会でのブラジルは、ハッキリ言って弱かった。
しかし、今大会では2002年優勝監督「スコラーリ」が指揮を取り、FW「ネイマール」をはじめ、2002年の優勝メンバーに引けを取らない素晴らしいメンバーが揃っている。
さらに開催国、サッカー王国ブラジル国民の応援が強烈な追い風を巻き起こす!
勝負はやってみないとわからない。それは重々承知でもう一度言わせてもらおう。
「ブラジルが優勝する!!」
2014年ワールドカップ、ブラジル戦も見よう!!(`・ω・´)ノ