引っ越しや離婚で転校に…子供の気持ちはどうやってケアすればいいの?
3月あたりになると引越しがあったり離婚でその地を離れたりと
とにかく引越しのシーズンになりますよね。
引越しは必ずと言っていいほど親の都合で引越しがあります。
そんなときに子供はどう思っているのでしょう?
今回は、引越しによる子供のケアを考えていくことにしましょう。
目次
引越しする原因はなんだろう?
昔、友達が引越しする原因といえば、父親の転勤によるものが多かったですね。
とくに自衛隊員とか転勤しやすい職業もあります。
ひどかったら2~3年のうちに必ず引越しをしなくてはならないような業種もあるので、
家庭を持っている人は大変ですよね。
親の仕事のせいで転校することになった場合
親の仕事のせいで転校してしまうのは仕方のないことですよね。
子供としては慣れ親しんだ場所から離れることを嫌がります。
新しい人間関係を作ることも大変ですし、人見知りするような子供ならなおさら嫌がるでしょう。
この時、親としてどういう反応をすればいいでしょうか?
答えは、次に引越しする先のイメージを良いものにするということです。
子供だけじゃなく、人間というのは新たな環境になることへの不安があるもの。
その不安をなるべく取り除くことがいいでしょう。
親だって、引越しをするときは新しい土地に行く時は、どんな土地に行くのか
ワクワクしている気持ちと不安が入り混じっているものです。
子供にとっては仲の良い友達がいると転校することには一番反対しますよね。
もし可能であれば、旦那だけ単身赴任させるという手もありますが、
やはり家族は一緒に暮らしている方が一番幸せなのです。
そして、子供自身も自分の都合ではどうにもならないということを学ぶチャンスですよ!
人生は自分の思い通りにならないことがたくさんあります。
引越し自体も自分の都合では回避できません。
子供にはそういったことを言い含めれば、子供はわかってくれるものです。
幼稚園児や、小学校低学年位ならそこまでその土地へのこだわりはないものですが、
高学年や、中学生、高校生くらいになると仲の良い友人と別れるのが嫌になりますよね。
いえばわかってくれるでしょうけど、たまに家出してしまうような子供もいるので、
説得するときは、慎重に言い聞かせましょう。
親の離婚で引越ししなければならなくなった場合
離婚で引越しするとなると、子供は心にかなりの傷を負っていると思ったほうがいいです。
いくら毎日喧嘩していたりしても、自分の親がどちらかいなくなることなんて考えたりしませんからね。
人によっては、母親の旧姓になる可能性もあります。
引越しせずにそのまま学校にいると、必ずと言っていいほど旧姓になったことで
からかわれて、それが発展するといじめになることもありますよね。
子供のことを考えたら離婚しないことが一番ですが、そうも言ってられません。
離婚して引っ越す場合は、まず離婚の原因をしっかりと説明しておくこと。
幼稚園児だったり、小学生低学年でもきちんと話をすればわかってくれます。
逆に「どこか遠いところに出張している」なんて言い方をすると、成長した時に
なぜ自分の父親がいないのか?と疑問に思いますよね。
ちょっぴり話は逸れますが、あかまるには父方の祖父がいました。
なぜか父親は小さな頃から「おじいちゃんは死んでいる」と教えられていたんです。
で、祖父が危篤になっているということを聞いたときに
「だれが危篤なの?じいちゃん死んでるんでしょ?」とあかまるが言ったんです。
すかさず「じいちゃん死んでないわよ!」とかなりの勢いで否定されたのを覚えています。
こういうこともあるので、なるべく子供には真実を教えておいた方がいいんですよね。
なぜ父親が祖父は亡くなっているなっていうホラを吹いたのかはわかりませんが、
変に嘘をついているよりも、どうして離婚して引越しをしなくちゃならないのかは
説明したほうが子供自身も気持ちの整理がつきますし、親が思う以上に子供って大人なんです。
引越ししたあとは、なるべく子供の近くにいてあげましょう。
仕事しなきゃならないし、家事もしなくちゃいけないストレスでつい子供にあたってしまう母親もいるかもしれません。
しかし、子供はいつだって親の味方をするので、自分の心が荒んでいる時に
子供の寝顔をみれば、なんとなく癒されるんじゃないでしょうか。
子供は新しい環境に適応しやすい精神を持っている!
子供は大人が思っている以上に環境に適応しやすい精神を持っています。
子供は転校しても意外とすんなりと友人関係を作れるものですが、
適応が難しいのはむしろ大人の方が難しいでしょう。
一から新しい人間関係を構築するのは大人の方が大変です。
働きに出ればそれなりに地域との結びつきやいろんな人間と知り合いにもなれますが、
完全に働きに出ない専業主婦だと、子供と旦那だけの世界で終わってしまいますね。
子供の心配をするよりも、自分の心配をしたほうがいいかもしれません。
まとめ:子供にはたっぷりの愛情を注いでじっくりと観察しておこう!
いかがでしたでしょうか?
子供の精神というのは、もろいですが、とても強いものです。
子供だからといって話してもわからない、と思わずに、きちんと
説明すればきちんと理解してくれますよ。
この記事があなたの役に立つ事を祈っています。