話題の保湿化粧品を選ぶときに気をつけたい7つのポイント
乾燥肌やエイジングケアには保湿化粧品が欠かせません。保湿化粧品は肌に潤いを与え、キメを整えてハリを復活させてくれる役割があるんです。
そんな肌の潤いをキープしてくれる保湿化粧品ですが、どんな化粧品を選んだらいいか知っていますか?
もちろん、自分の肌に合っているのが一番なのですが、きちんと保湿成分が配合されていないとせっかくの保湿化粧品も意味がありません。きちんと保湿成分を把握して効率的に保湿をしましょう。
目次
まずは肌の仕組みを知ろう!
肌は表皮、真皮、皮下組織で構成されていますが、一般的に皮膚といわれる部分は、表皮と真皮の二層のことをいいます。二層の厚さは0.4mm~1.5mm程度ととても薄く、この厚さの中で水分と油分をバランス良く保持してバリア機能を高め、肌を潤わせてくれるのです。
表皮部分はさらに四層からできていて、その一番外側の角質層が化粧品レベルで保湿できる箇所になります。角質層の厚さはわずか0.02mm~0.03mm。
この厚さの中に角質細胞がブロックのように存在し、その隙間を埋めるかのようにセラミド等を主成分とした細胞間脂質が角質細胞同士をくっつけ、肌の水分をキープしているのです。
保湿成分をチェック!
肌を潤わせてくれるカギは、化粧品の中にどんな保湿成分が配合されているかにかかってきます。化粧品の容器に書いてある”潤いキープ!”などのキャッチコピーだけで保湿化粧品を決めていませんか?
きちんと容器の裏側に書いてある成分表もチェックして、保湿化粧品を選びましょう。今では通信販売の化粧品にも成分表が細かく書かれているので、どんな成分が配合されているのか自分の目で確かめてみましょう。
セラミドは保湿成分に欠かせません
細胞間脂質の中で角質細胞同士をくっつける役割のセラミド。でもセラミドは加齢や紫外線や乾燥などの外的要因により、年々減少してしまいます。なので、セラミド配合の保湿成分を使って潤いを補ってあげる必要があるんです。
3種類のセラミドで一番肌に近いのは人型セラミド
でも、ひと言でセラミドと言っても種類があります。天然セラミド、植物性セラミド、ヒト型セラミド、合成セラミドに分けられますが、特に保湿成分として最も効果的なセラミドはヒト型セラミドです。ヒト型セラミドは私達の肌にあるセラミドとほぼ同じ化学構造を持っていて、酵母を利用して作られています。
ヒト型セラミドはさらに種類があり、セラミド1,2,3など11種類ありますが、特に肌に多く含まれるセラミド2が配合されている化粧品を選ぶのが保湿化粧品を選ぶポイントになります。
また、ヒト型セラミド配合の化粧品は少々べたべたするのが特徴です。もし、ヒト型セラミドと書かれていても使用感がべたべたしない場合には、濃度が少ない場合があるので効果もそれなりになってしまいます。
セラミド入り”化粧水”は要注意です
ヒト型セラミドの性質の一つに水に溶けないという性質があります。つまり、化粧水の主成分である水に溶けないという事になるので、いくらヒト型セラミド配合とうたっている化粧水でもその真偽のほどは定かではありません。
そのためセラミド配合の化粧水よりも、セラミド配合の美容液の方が効果的といえます。
酵母自体も外せない保湿成分です
また、日本酒などの酵母を利用した化粧品も保湿効果が高い化粧品です。酵母は昔から日本人になじみのある成分で、アミノ酸、ビタミン、有機酸などの美肌成分が豊富に含まれているのが特徴です。
なので、年齢肌が気になる方には特におススメです。また、角質層を構成しているNMF(天然保湿因子)と成分が近い為、肌なじみも良く浸透力もあるので、即効力もあります。
ヒアルロン酸などの美肌成分も欠かせません
保湿成分でよく耳にする成分と言えば、ヒアルロン酸じゃないですか?ヒアルロン酸は私達の肌に存在する物質で水分をしっかり溜め込む力があるのです。
このヒアルロン酸はコラーゲンやエラスチンも一緒に配合されている化粧品を選ぶ方が保湿効果もより高くなります。他にも、低分子ヒアルロン酸やナノ化されたヒアルロン酸の方が分子が小さく肌への浸透力もアップするので効果も期待できます。
保湿には欠かせない絶対条件があります!
もちろん、どんなに優秀な保湿成分が配合されている化粧品を使っていても、基礎化粧品の使い方が間違っていては意味がありません。化粧品の使い方をしっかり把握して正しく使えば、さらに保湿効果はアップします。思い込みで化粧品を使うのはせっかくの保湿成分も台無しです。
今使っている保湿化粧品に満足していない場合には、他の化粧品を検討してみるのも一つの手です。肌はいつまででも同じではありません!年齢や肌状態に合った化粧品を使うのが美肌への近道です。