子供を持つ母親がチェックしておきたいジェネリック医薬品の安全性
子どもの調子が悪いとつい病院へ。
そして薬を服用すると思うのですが、薬局で「ジェネリック医薬品でもいいですか?」
と聞かれることがあります。
聞かれなくても「当店の薬はジェネリックです」などの表示があることもあります。
そもそもジェネリックとは何でしょうか?
安全性や、注意したい点などをご紹介します。
目次
ジェネリック医薬品とは?知っておきたい安全性や注意点や問題点
ジェネリック医薬品を説明してください、と言われて100%説明できますか?
安全性や注意点をきちんと分かったうえで服用しているでしょうか。
おそらくほとんどの人が言われるがままに服用していると思います。
できることならジェネリック医薬品にするかどうかを聞かれたときにある程度の知識の中で選択できるようになりたいものですね。
ジェネリック医薬品ってなぁに?ジェネリックのイメージとは
ジェネリック医薬品って何かと聞かれて、どう答えますか。
一般的には「ジェネリックは安い」というイメージがあるのではないでしょうか。
「どうして安いの?」という疑問を持ったことはありますか。
安いと聞くと何となく、何かを省いているから?など少し不安になりますよね。
ジェネリックという言葉の意味は「一般的な」「ブランドにとらわれない」などがあります。
ジェネリック医薬品は「特許が切れた医薬品をほかの会社が作成した薬」を指します。
薬というのは10~15年という年月の中で多額な資金を投資して開発されます。
ジェネリック医薬品はこうして開発されて安全性や効能が確認されている有効成分の特許が切れた医薬品を、3年程度で開発することができるので、開発費などの経費分、新薬より安いのです。
ジェネリック医薬品の安全性とは
日本ジェネリック製薬協会ではジェネリック医薬品はもちろん安全に使用できるといっています。
新薬と同じ有効成分を同じ含有量で作っていて次のような実験をして安全性や有効性、品質を保証しています。
生物学的同等性実験・・・新薬と同じように同じ量の有効成分が同じ速さで体内に吸収されるかを確認する実験
安定性実験・・・薬を長期保存しても品質に変化がないかを確認する実験
ジェネリック医薬品の問題点・注意点
このように安全性が確定しているのなら、もう少しジェネリック医薬品が浸透してもよさそうなものですが、どうしてあまりジェネリック医薬品に切り替えられていないのでしょうか。
ジェネリック医薬品が安全としている実験ですが、これらの実験では「有効性の実験」といっても「完全に有効性が同じ」ということは言い切れない面があるといいます。
これらの有効性が同じという根拠は統計学的に基づいています。
統計学的に20%前後の誤差は問題ないとされ、元の薬と比べて副作用が強くなったり効果が弱くなったりしていても「有効性が同じ」とみなされてしまうのです。
信じる?使用する?ジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品でも、新薬でもどちらにしても服用した時の作用には個人差があり、
副作用が出てしまったり、効き目がなかったりと様々です。
自分には合う薬でも、子供や友人には合わないということもあるので一概には言えませんが、
ジェネリック医薬品にはこうした問題点もあるということは頭に入れておきたいことです。
もちろんジェネリック薬品の中にも素晴らしい薬はたくさんあります。
使用するかしないかはその都度冷静に判断することをオススメします。
まとめ
ジェネリック医薬品と聞いて「安い」というだけの知識から少しは膨らんだかと思います。
いいか悪いかについては人それぞれの意見があり、一概には言えません。
それでも「知る」ことはとても大切です。知らないことほど怖いことはありません。
実際「知った」としてもそれもまた一部であり、すべてを知ることは不可能かもしれません。
自分の知った知識の中で自分なりに考え、自分なりに「選ぶ」ことが大切です。
様々なことから守るためにも日々知ろうとすることが何よりなのかもしれませんね。