子供のアトピー性皮膚炎の症状とその原因、完治するための改善法や治療法とは?

子供のアトピー性皮膚炎の症状とその原因、完治するための改善法や治療法とは?

子どものアトピーなどの皮膚の炎症はとてもかゆがり、とても辛そうですね。病院に行ってもなかなか良くならない、治らないなど病院の薬では改善されない場合、他に試せることはないのでしょうか。
個人差があり、合う合わないがありますが試してみたい対処法をご紹介します。

ここではいくつかその方法についてお伝えしますが、あくまで一例であり完治のためには病院で医師の診察を仰ぐことが重要です。

アトピーの症状

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全身、または部分的にかゆみを伴う湿疹が出て、赤みを帯びています。よくなったり悪くなったりを繰り返す場合が多く、スッキリと治すためにはなにが原因を突き止める必要があります。

アトピーの原因

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子どもに限らず、大人もですが皮膚病というのは何が原因かはっきりとわかりません。
皮膚病自体も病名が付けにくく、アトピー性皮膚炎といわれても違う場合もあります。
考えられる原因は食物や金属などのアレルギー、ハウスダスト、ペットやダニ、生活環境、乾燥、ストレス、水、空気、運動不足、睡眠不足などです。

原因別治療法、解決法

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何が原因か、思い当たる原因を探る必要があります。もしも食事だと思うなら食品を見直す、環境だと思うなら田舎の方に療養してみるなど試してみて、改善されるようなら継続していきましょう。治ってもそれを続けることで再発を防ぎます。

食物アレルギー

卵、牛乳、鶏肉などが身体的に受け付けないことがあります。そばや落花生、豆やコメ、麦、果物など様々なアレルギーがあります。皮膚科などでパッチテストにより簡単に検査することができます。
検査結果が陰性でも食物によるアレルギーがある場合があります。この場合は食品に含まれている添加物や化学物質の可能性があります。
保存料や着色料、防腐剤など食品に含まれているものを調べ、極力自然食品や無添加のものを食事に使うようにしましょう。
もちろんインスタントや加工食品をやめ、手料理がおススメです。

金属アレルギー

銅、銀、金などの金属のほか、ゴム(ラテックス)アレルギーなど様々な接触性アレルギーがあります。これも皮膚科によってある程度は調べられますが、完璧ではありません。金属やゴムアレルギーの場合はとにかくその異物が肌に触れないように細心の注意を払うことが必要です。

ハウスダスト、ペット、ダニ

ほこりやペットの毛、ダニやノミによってアレルギーを引き起こします。こまめに掃除が必要です。他人の家に行った時に悪化する場合、この系統のアレルギーの可能性が高いと考えられます。

環境

空気汚染の激しい地域に住んでいる場合、引き起こすことがあります。田舎に行った時に症状が緩和されるようなら、住んでいる場所に問題があるのかもしれません。空気だけでなく、花粉などの可能性もあります。

乾燥

肌は敏感なので、乾燥した状態が続くとアトピーのような症状が出ることがあります。この場合は肌の保湿を心がけて、入浴後や朝など、肌が乾燥しないように保湿剤などで保湿するようにしましょう。

ストレス

精神的な要因でアトピーの症状が出る場合があります。子どもが何らかのストレスを感じすぎて、身体にSOSが出ているのです。夫婦でけんかしてませんか?子どもを取り巻く環境などで子どもがストレスを感じていないか、検討してみてください。

水は命の源といわれるくらい大切なものです。水が汚れている、または塩素の影響でアトピーなどの症状が出る場合があります。飲み水は浄水器だけど、お風呂は浄水器ではない場合、お風呂の水まで徹底的に塩素除去をすることで改善されることがあります。

日用品

シャンプーやせっけん、歯磨き粉、洗剤などが原因になっていることがあります。無添加のものに切り替えて、界面活性剤の排除を試みましょう。

生活習慣

毎日の生活習慣は規則正しくできていますか。睡眠時間や運動時間など見直し、毎日のリズムを整えて過ごすようにしましょう。その他便秘や冷え症、甘い物の摂りすぎ、野菜不足なども見直してみてくださいね。

その他の改善法・注意点

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病院の薬だけでなく様々な原因を追究し、完治を目指しましょう。少し良くなってきてまた悪くなるといったこともあるようなので根気が必要です。

漢方

病院で処方される薬はステロイド剤などの塗り薬や飲み薬がほとんどですが、東洋医学では漢方を処方されます。アトピーの症状などによって処方されるものがいろいろあるので漢方を扱っているところでのカウンセリングなどおススメです。

アロマテラピー

アロマ等に使われる精油が効果的な場合があります。アロマにはメディカルアロマと呼ばれるものがあり、アトピーにも効果的と治療に使われることもあります。アロマを扱うクリニックもあるので、カウンセリングがおススメです。

ビタミンC

ビタミンCには炎症を抑える効果、皮膚細胞の再生を助ける働きなどあると言われています。ビタミンCを食べ物やサプリメントなどで積極的に摂取してみると効果があるかもしれません。

活性水素水

身体の中の毒と考えられている活性酸素を除去し、皮膚の炎症を抑える効果が期待されると言われています。身体の毒が薄まり、弱まった免疫力も上がるので体質改善も期待されます。

酵素

酵素ドリンクには腸内環境を整える作用があり、善玉菌が増えます。代謝機能アップも期待され、アトピーの症状が改善されるようです。

デトックス

皮膚の炎症は身体のSOS。身体にたまった毒を出そうとして皮膚に悪いものが出ているという考え方があります。
デトックスというのは解毒のことです。やり方はいろいろありますがサウナ、腸内環境改善など内部から直そうとする方法です。

まとめ

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アトピーなどの皮膚炎で大切なのは原因を明確にすることです。
その原因は一つかもしれないし、複数かもしれません。その原因を改善しなければ、薬を塗っても飲んでも治らないのです。
皮膚炎は必ず治ります。
そう信じて、原因を追及してあげることこそ親の務めです。
日常は様々な毒にあふれています。その毒から子どもの身を守り、毒を体内にためないようにしていきましょう。

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