還暦祝いは神社でのご祈祷も必須なの?行う場合の参拝タイミングと初穂料の相場

還暦祝いは神社でのご祈祷も必須なの?行う場合の参拝タイミングと初穂料の相場

お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが還暦になったら、ご家族で還暦のお祝いをされると思います。
赤いちゃんちゃんこなど還暦にちなんだプレゼントをされる方もいらっしゃれば、還暦になったお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんのお好きなものをプレゼントされる方もいらっしゃると思います。
ご家族でご旅行に出かけられるのもいいですし、ご家族で記念写真を写真館で撮影されるのもおすすめです。

ところで、お子さんが七五三になった時や厄年の時などには神社に参拝してご祈祷することがありますが、還暦になった時も神社でご祈祷しなくてはいけないものなのか気になっている方も多いと思います。

そんな方たちのために、ここでは還暦祝いの神社のご祈祷は必ずするものなのかについて検証していきたいと思います。

「還暦祝いの神社でのご祈祷は必須なのか、また、参拝する場合、初穂料はどれくらい包むものなのか知っておきたい!」という方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。

還暦祝いには神社でご祈祷してもらうものなの?

1cd886706b75bcc4336e06e80282442a_m

年始には、必ず神社に参拝される方は、「還暦祝いにも神社に参拝してご祈祷してもらいたい!」と思われるかもしれません。別に信心深くなくても、地域の風習などで「還暦には神社やお寺に参るのが普通」なんてところもあります。

一般的に還暦祝いに神社でご祈祷してもらうというのは「アリ」なのでしょうか?それとも「ナシ」なのでしょうか?

神社で行われるご祈祷とは、神様に守ってもらえるようにお願いする神事なので、お子さんの初宮参りや七五三、厄除け祈願などと同じように還暦の年祝いでご祈祷をお願いしても全く問題はありません
還暦だけではなく、神社は古稀や喜寿など他の年祝いでもご祈祷を行っています。

要するに、ご祈祷はしてもいいし、しなくてもいい、という結論になります。

還暦になったら必ずご祈祷しなくてはいけないという決まりはないですし、実際、還暦祝いとして神社にご祈祷に行かない方もいらっしゃいますので、還暦になったお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんが信心深く、ご祈祷を希望するのであれば、家族みんなで神社に行って還暦の年祝いのご祈祷をされても良いかと思います。

子供側から「ご祈祷してもらう?」と聞いてみて「そんなことわざわざしなくていい」という人もいますから、ケースバイケースとしか言えないですね。

ただし「そんなことはしなくていい」と言いつつ、過去に厄年で厄払いをしてもらった神社やお寺でだったらしてもらおうかな…なんて言う変わった人もいます。

なので、周りの人が強制的にお参りさせるのではなく本人の希望に沿った形にしてあげるのがベストなのではないでしょうか。親が気難しい人でどうすればいいかわからない…という人も、根気よく会話をしてみて本人の希望を聞き出してみて下さい。

還暦祝いのご祈祷に行くタイミングと初穂料の相場とは?

a47f1e2d30629042832d9e6c18b1da97_m

一般的に還暦のお祝いをする時期というのは、当事者であるお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが満60歳になった時、もしくは数え年で61歳になった時です。

では、1年のうちでどのタイミングで還暦祝いのご祈祷に行けばよいのかというと、満60歳になった誕生日当日か、満60歳の年のお正月を過ぎた後に参拝される方が多いようですが、きちんと還暦の年祝いのご祈祷を神社で行いたいのであれば、満60歳の年のお正月を過ぎた後にご祈祷に行くことをおすすめします。

とはいえ、実際にそのタイミングで予定が入ってしまうこともありますから、満60歳以降から半年くらいを目安に予定を立ててみると良いかもしれません。

還暦祝いの初穂料の相場は、七五三や厄除け、初宮参りなどと同じようにお願い事1つにつき5千円ぐらいとなっています。

初穂料を入れる袋は、紅白の蝶結びの水引がついたもしくは描かれているのし袋を使用します。
このような蝶結びののし袋は何度も繰り返してもいいようなお祝いごとに使用されるのし袋です。
このようなのし袋が準備できない場合は一般的な白い無地の封筒でも問題ありません。

初穂料のお札は表側が封筒の表に向くように入れるのが正式なマナーです。

初穂料をいれる袋の表書きの書き方は、上部に御初穂料と記入し、その下に還暦のご祈祷されるお父さんまたはお母さん、おじいちゃんまたはおばあちゃんの名前をフルネームで記入します。

初穂料と一緒に献酒もされる場合はお酒には「献酒」または「奉献」と記入しましょう。

流石にお金だけ渡して一人でお参りに行ってもらう訳にはいきませんから、付き添いとして還暦になる人の旦那さんや奥さん、またはその子供が参加するのが良いですね。参加人数に制限は特に無いので、家族3~4人程度で参加するのもいいでしょう。

そのあと還暦祝いの食事会などを行えばスムーズに還暦イベントができるはず。本人にとっては一度しか無いイベントですので、お家でご飯を食べるのではなくちょっと奮発して会席料理などを食べに行くのもおすすめですよ!

まとめ

ced83ae4af7b06a85755d3d1e9084c26_m

ご祈祷そのものは、神様に守ってもらえるようにお願いする神事なので、還暦の年祝いでご祈祷をお願いしても特に問題はありません。

還暦どころか古稀や喜寿などのその他の年祝いにご祈祷してもOKなので、還暦に年祝いとして神社にご祈祷に行く行かないは、還暦になったお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんの意見をもとにご家族で相談して決めてくださいね。

こちらの記事もオススメです