【中学生】将来の夢の作文の書き方と例文・文例

【中学生】将来の夢の作文の書き方と例文・文例

小学生の頃には必ず書かされていた「将来の夢」という作文は、中学生になっても出てくる宿題ですよね。今回は、「将来の夢」についての作文の書き方について考えていくことにしましょう!

「夢」の見つけ方も伝授しちゃいます!

夢はなんでもいい、特にない人はどうする?

将来の夢というお題で作文を書くときって、書きやすい職業もありますよね。例えば、スポーツ選手や芸能人といったものだと書きやすくありませんか?

男の子だったらとくにスポーツ選手になりたい人も多いでしょう。しかし、ここで問題なのが「まったく夢がないこと」ですよね。

夢がないということは作文にもしにくいですし、そういう趣旨の宿題なのに意味がなくなってしまいます。だから、「夢って言われても特にないけど…」なんて人は結構困っちゃうんですよね。

夢を見つけに行こう

夢がない人は将来自分がどうなっていたいのかを想像してみましょう。

それがサラリーマンやOL、お医者さんや看護師、キャビンアテンダント、先生、警察官、公務員…といった一般的な職業なのか、作曲家や楽器演奏者、イラストレーター・芸術家、作家・小説家、あるいはタレントのような華やかな世界で活躍している花形職業なのか…考えていけば、自分がどのようになりたいのかわかるかもしれません。

大体想像してしまうのは、自分がサラリーマンになっていて普通に生活しているのを想像すると思いますが、それも立派な夢なので恥ずかしがる必要はありません。というか、今の時代は将来の夢が「公務員」だったりするので別に不思議じゃありませんしね。

そりゃあ、バブルの時代を行きてきた年代の方からすると「今の子は夢がないね」なんて言われてしまうかもしれませんけど。

現在ではインターネットで検索をかけると、同年代がどんな職業に就きたいのかランキングで紹介されていたりしますので、色々な資料を参考にして、自分の夢に結びつけそうな職業を探してみてくださいね。

中学生になると職場体験学習というイベントも授業の一環としておこなわれます。消防署の職員やスーパーの店員さんなど、体験できる職業は様々ですので、それらのなかから自分が興味の持てそうなものを選んでみるのもいいかも。

より仕事について詳しくしりたいなら、13歳のハローワークを見てみるのもいいでしょう。

→ 13歳のハローワーク(公式サイト)

このサイトでは13歳の中学生でも、世の中にはどんな職業があるのかといったことや、現在人気の職業など様々な情報が掲載されています。

職業と自分の夢を結びつけるためのヒントになるので、せっかくですからお気に入りに登録して時間がある時に眺めてみると良いでしょう。

なぜ作文を書かなくてはならないの?

中学生になると、小学生の頃のような夢らしい夢ではなく、「リアルに自分がなりたいもの、将来就きたい職業」を作文として書かなくてはなりません。

それはなぜかというと、進路に関わってくるからです。将来の夢を具体的に語ることで進学先を考えやすいからなんですよね。

サッカー選手になりたいなら、よりサッカーの強い強豪校に進学したいと思いますし、建築業者になりたいなら土木作業科があるところに進学したりといろいろあります。将来のことはあとから考えるという場合は、とりあえず偏差値の高い大学へ行ける高校へ、というのもアリです。高卒で就職したいという人は商業高校へ進むのもありですが、商業高校も今では進学率が高まっているので、本当に意味があるのかはやや疑問かもしれませんが。

いずれにせよ、将来の夢と職業を結びつけて考える事で、将来自分がどうなりたいのか、というのがすこし見えてくるわけです。作文は先生に提出しますし、先生も「この子にはこんなことができるんじゃないか」と新しい発見をさせてくれるかもしれません。

なので、この作文で将来の夢について考えることは決して無駄ではないのですよ。

サラリーマンになりたいなら普通科や商業科を勧められたりしますので、自分の頭だけでなくお父さんお母さん、その他周りの大人に「なんで今の仕事をしているの?」と色々話を聞いてみたりして、じっくり考えたほうがいいでしょう。

年末年始や夏休みの時期など親戚と顔を合わせることが多くなるタイミングなら聞きやすいですね!

作文例題

ここでは作文の例題を書いてみます。ほんのり参考にしてみてくださいね。

✍将来の夢

私の将来の夢は、介護士になることです。介護士になるということはとても大変だと思います。ですが、私が介護士になりたい理由は、少しでも人の役に立つ仕事をしたいからです。

私の母は介護の職に就いていていつも大変そうですが、毎日イキイキと楽しそうに働いています。そんな母の背中を見ていて、自分も人の役に立つ仕事がしたいなと思い始めました。

そのことを母親に相談してみると、介護の仕事は大変で年老いた人の世話をするには体力と精神力がかなりいると言われました。例えば、老人をお風呂に入らせるときは自分の腰に気を付けないとギックリ腰になってしまうだとか、人によってはボケてしまって、おむつを投げてくる人もいるそうです。

様々な大変なことや辛いことに加え、危険なことも教えてもらいました。それでも私が介護職に就きたいという気持ちは変わりません。なぜなら、私はそんなに大変な仕事なのに笑顔で仕事をしている母親を誇りに思うからです。母親として苦労するような職場で働かせるのは、反対したい気持ちはわかります。

でも、私は母を尊敬しているからそ、同じ職業に就きたいと考えているのです。話を聞いていると介護という仕事は想像以上に大変な仕事だというのがわかりました。ですが、大変と言う割に毎日ハツラツと生活している母を見ていると、私にできないことはないだろうと感じますし、そこにやりがいを感じるからこそ、そして直接人の役に立つということから、介護のしごとに携わりたいと考えています。

いかがでしたでしょうか?

作文に大切なことは、なぜ自分がその結論にたどり着いたのか?を説得力をもって訴えることです。

とくにこの場合は自分の将来についての夢なので、少々熱くなってもいいと思いますよ。将来の夢がテーマの場合、自分がなぜ「それ」になりたくて、「それ」になるためにはどうしたらいいのかを書くと相手に伝わりやすいです。

どうしても将来の夢が思い浮かばない

どう考えても将来の夢が思い浮かばない、というなら、インターネットでほかの人たちがどういう夢を持っているのか検索するのもいいかもしれません。

同年代がどんな夢を持っているのか興味ってありませんか?昔は職業ではありませんが、花嫁になりたい女性が多くてそのことを作文に書くのも多かったのでは?別に今でも書きたければ書いてもいいですが、先生に「真面目に書いてね(ニッコリ)」と言われてしまうのがオチなので、仕方ないので職業についておくと突っ込まれにくいです。大真面目に「お嫁さんになりたいです」と書いたところで、「中学生にもなってふざけている…」なんて思われてしまいますからね…。

なので、本当の夢は自分の心の中にとどめておき、あえて普通の職業を夢として作文に書く…なんていうのもありです。

将来の夢というのは考えれば考えるほど難しいもの。自分の将来を想像した時に何をしていますか?想像した時にやっていることがあなたの夢というのでもいいと思います。

想像したのがサラリーマンでも立派な夢になりますよ!趣味で夢に向けた活動をしていれば良いんですからね!サラリーマンをやりながらその一方休みの日はギタリストとして音楽活動をする…という人も別に珍しくはありませんしね。そこからプロになるかどうかは努力次第の世界ですが。

なんだかんだ夢に向かって突き進むよりも、二足わらじでやったほうがお金の面でも生活面でもバランスが取りやすいんです。

なので、大きいことばかりが将来の夢じゃなく、地道なサラリーマンになるというのも十分に立派です。どうしても思いつかなかったらあなたの両親がやっている仕事を自分の将来の夢にしてもいいですしね。

まとめ:夢は人それぞれ

いかがでしたでしょうか?夢というのは、人によって様々でどれが正解なんてものはありません。自分には将来の夢がないと思っていても、こうなっていたいという願望はあるはずです。

その願望があなたの将来の夢といえるでしょう。この記事があなたの役に立つ事を祈っています。

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