ウィルス性胃腸炎はうつる?原因と潜伏期間、治療中のおすすめの食べ物
冬によくみられるウィルス性胃腸炎になってしまうと、ひどい下痢やおう吐などの症状があらわれとってもつらいですよね。
そこで、そんなつらいウィルス性胃腸炎は感染すると他の人にうつるのかや、原因と潜伏期間、さらに治療中のおすすめの食べ物についてご紹介させて頂きます。
現在ご家族やご自分がウィルス性胃腸炎に感染している方やウィルス性胃腸炎について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を読んでみてくださいね。
ここではいくつかのアドバイスを掲載していますが、あくまで一例であり完治のためには病院で医師の診察を仰ぐことが重要です。
ウィルス性胃腸炎の原因と潜伏期間は?
ウィルス性胃腸炎の原因はウィルスへの感染です。
ウィルス性胃腸炎には以下のようなものがあります。
冬に小さなお子さんに多くみられるウィルス性胃腸炎で、嘔吐や下痢などの症状があらわれますが、他のウィルス性胃腸炎と異なる特徴は下痢便が白くなることがあることです。
ロタウイルスについては以下の記事も参考にしてみてくださいね。
→ 赤ちゃんに忍び寄るロタウイルスとは?知っておきたい症状と予防接種・食事など
これは、ウィルス性胃腸炎の中でも冬にニュースなどでよく耳にすることが多く、大人も小さなお子さんも感染することがあるウィルス性胃腸炎です。嘔吐や下痢などの症状があらわれます。
ロタウィルスと同様、小さなお子さんに多くみられるウィルス性胃腸炎で、冬だけでなく夏でも多くみられることがあります。症状は上記のものより軽い場合が多いようです。
これらのウィルス性胃腸炎の潜伏期間は以下の通りです。
ノロウィルス・・・1日~2日
腸管アデノウィルス・・・5日~7日
この中では腸管アデノウィルスの潜伏期間が他のウィルス性胃腸炎と比較すると長いようですね。
ウィルス性胃腸炎はうつるの?
はっきり言ってしまうと、
ウィルス性胃腸炎は人にうつる可能性のある胃腸炎です!
ウィルス性胃腸炎の中でもロタウィルス、ノロウィルスは、人から人へ経口感染します。
小さなお子さんが感染するロタウィルスの感染経路として考えられるのは、通っている保育園や幼稚園などでの集団感染です。
また、感染した患者の便やおう吐物から感染する場合もあります。
さらに、ノロウィルスなどでは、生牡蠣やホタテ貝などや生野菜のサラダ、ウィルスに汚染された水などの食料品や飲料品から感染する場合もあります。
ノロウィルスに感染している調理人が調理した料理から感染する場合もあるので気をつけなくてはいけません。
ウィルス性胃腸炎に感染した場合は、下痢やおう吐の症状がおさまっても14日間は便からウィルスが放出されるので他の人に感染させないよう注意が必要なんです!
治療中のおすすめの食べ物とは?
ウィルス性胃腸炎に感染していて、おう吐や下痢があるうちは、食事はとらないほうがいいでしょう。
ただし、脱水や体の中の塩分やカリウムのバランスをとるために、常温のスポーツドリンクを少しずつ補給するようにしましょうね。
また、激しくおう吐していて、水分を取ることが困難な場合には、医療機関に行って点滴してもらわなければいけません。
食事で気をつけなくてはいけないのは、ミカンなどのかんきつ類のジュースや炭酸水、コーヒーなどは胃に対して刺激が大変強いです。
なので、これらのウィルス性胃腸炎に感染しているときには飲まないようにしましょう。
また、牛乳も消化が悪いので飲んではいけません。
お腹の痛みがなくなり、下痢やおう吐がおさまってきたら、最初はおもゆや野菜で作った温かいスープ、すりおろした林檎などを少しずつ食べるようにしましょう。
さらに良くなってきたら、
・うどん
などの消化の良い食品や、
・湯豆腐
・冷奴
などを少しずつ食べるようにしましょう。
ウィルス性胃腸炎になっている時は、食事の量を減らし、回数を1日3食から6食ぐらいに増やしてとるようにしましょうね。
あと、調子が良くなったからといっても、バターがたくさん含まれるお菓子や、線維の多い野菜、キノコ類、蒟蒻、海草は下痢を引き起こしやすいので食べないでくださいね。
胃腸に刺激を与える韮やニンニクなどの刺激の強い野菜や香辛料もたべてはいけませんよ。
大人の場合は、このウィルス性胃腸炎になっているときはお酒は厳禁です!
まとめ
ノロウィルスやロタウィルスなどのウィルス性胃腸炎は、これらの胃腸炎にかかった人との接触やウィルスに汚染された食料品や飲料品で感染します。
ウィルス性胃腸炎にならないようにするには、普段からしっかりうがい、手洗いをするようにしましょう!
また、家族が感染してしまった場合は、うつらないように対策することが必須!
使い捨てのビニール手袋で汚物処理をし、汚物はビニール袋に入れ、口をしっかりしばって捨てるようにしましょう。
そして、きちんと室内を消毒するようにしましょうね。