事前に予防対策!夏風邪の症状と早く治す方法とは?

事前に予防対策!夏風邪の症状と早く治す方法とは?

夏風邪は、治りにくのが特徴です。子供が夏風邪を患うと、重症化する危険性もありますね。ですが、せっかくの楽しい夏です。思いっきり満喫できるよう、症状や原因を知って事前に対策を講じましょう。

そこで今回は「夏風邪」を特集してみたいと思います。夏風邪の症状や原因、早く治すための方法や予防対策もご紹介致しますので、夏を楽しく過ごすために参考にして下さいね!

夏風邪の原因と症状について

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風邪とは、喉や鼻など呼吸器系の炎症症状の総称です。正式名称は「感冒(かんぼう)」「風邪症候群」などと言います。ウィルス感染を主な原因としており、そのウィルスは200種類以上も存在するとも言われています。

ウィルスと言えば、乾燥する冬の時期に活発になるイメージがあります。しかし、夏場の高温多湿を好むウィルスも沢山存在するんです。感染したウィルスによって、発症する症状も異なります。

次に夏風邪を引き起こすウィルスや、症状・原因を見ていきましょう。

夏風邪の原因と症状-腹痛・下痢

夏風邪で顕著な症状が「腹痛」や「下痢」です。この腹痛や下痢の症状が見られた場合「エンテロウィルス」に感染している可能性が高いでしょう。

エンテロウィルスは、夏から秋にかけて流行します。「エンテロ」とは「腸」のこと。一般的な風邪の症状だけでなく、腹痛や下痢を伴うのが特徴です。エンテロウィルスは、子供の夏風邪の代表「手足首病」や「ヘルパンギーナ」の原因でもあります。

手足首病とは?

「手足首病」を発症すると、口の中・手のひら・足の裏などに水ぶくれが出来るのが特徴です。発熱も見られますが、高温は長く続きません。

合併症によって、重篤な事態に陥る危険性もあります。子供が患ったら、決して侮ってはいけない疾患です。

ヘルパンギーナとは?

「ヘルパンギーナ」を発症する9割以上は、5歳以下の子供たちです。1歳時の羅漢率が最も高いことでも知られています。顕著な症状は、突然の発熱と喉の痛み。40度くらいの高熱が出現することも少なくありません。

ヘルパンギーナの予後は比較的芳しく、合併症を引き起こすことは稀です。特効薬はありませんが、解熱剤で症状が緩和されることもあります。何はともあれ、早めに医療機関を受診することをお勧め致します。

夏風邪の原因と症状-喉の痛み

腹痛や下痢とともに、夏風邪の症状としてみられるのが喉の痛みです。この症状が見られた場合「アデノウィルス」に感染している可能性が高いでしょう。アデノウィルスは、感染力が強いことでも知られています。「アデノ」とは「喉」のことで、扁桃腺(へんとうせん)などで増殖します。

アデノウィルスに感染した場合、扁桃腺の腫れや喉の痛みが表れます。子供に多い「咽頭結膜熱(プール熱)」も、アデノウィルスによるものです。

咽頭結膜熱(プール熱)とは?

「咽頭結膜熱(プール熱)」は、子供に多くみられる疾患です。プールの水を介して感染することが多いので「プール熱」と呼ばれています。主な症状は喉の痛みと発熱、目の充血です。

夏風邪を早く治す方法とは?

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夏風邪を早く治すための特効薬はありません。夏風邪を早く治す一番の近道は、免疫力を高めて自然治癒すること。

次に、夏風邪を早く治すために心がけたいポイントをご紹介致します。

薬を飲む

風邪のウィルスに直接効く薬はありません。夏風邪を治すには、免疫力を高めて自然治癒力に頼るしかないのが実情です。

しかし薬を飲むことによって、症状を緩和できます。ウィルスに直接効き目がなくても、症状を緩和することは大切です。症状を緩和して体力が付けば、それだけ自然治癒力も高まりますね。

水分を補給する

人間の半分以上は水で占められています。不要な老廃物を尿とともに排泄することで、体内は正常に保たれています。夏風邪で発熱した場合、普段より水分が不足しがちです。そうすると老廃物が体内に滞り、免疫力は低下してしまいます。

夏には発汗して、水分が不足しがちです。夏に水分補給が大切だと言われるのは、このためですね。水分が蒸発しやすい夏には、蒸発した分だけ水分を補給する必要があります。夏風邪で発熱したら、それ以上の水分補給が必要となりますね。

栄養を補給する

風邪を引くと、食欲が無くなることでしょう。ありきたりかも知れませんが、風邪を早く治すためには栄養補給は大切なことなのです。

栄養を補給しなければ、体内の機能が十分な役割を果たせません。風邪のウィルスに対する特効薬はない以上、きちんと栄養を摂って自然治癒力を高めることが大切です。

十分な睡眠をとる

十分な睡眠を取ることも、夏風邪を早く治す近道です。睡眠を取ると、脳と体が休息できます。

睡眠は、免疫力を高めると言われています。風邪を引いたときに眠くなるのは、体が睡眠を求めているからなのかも知れませんね。

夏風邪を防ぐための予防対策について

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夏風邪に効く特効薬はありません。長引く夏風邪は、患う前に予防するのが最善の策です。そこで次に、夏風邪を防ぐための予防対策についてご紹介致します。

体力をつける

夏風邪予防に大切なのは、免疫力を高めて自己治癒力を付けること。そのために体力をつけるのが大事なのは、言うまでもありません。水分や栄養補給はもちろん睡眠も十分にとって、ウィルスに負けない免疫力を付けるようにしましょう。

夏場に摂取したい食べ物や飲み物などについては、次の記事を参考にして下さい。

体を冷やしすぎない

夏場には、エアコンによって体調を崩すことも少なくありません。エアコンの影響で室内と室外の温度差がありすぎると、体のバランスが崩れてしまうこととなります。

オフィスなどで温度を管理できない場合、お腹を冷やさないように心がけましょう。お腹が冷えると、腸の機能が低下してしまいます。

うがい・手洗いも大切

ウィルスに感染しないためには、うがいや手洗いも大切です。また夏場に増殖するウィルスは、高温多湿を好むのが特徴です。

そのため、手洗い後のタオルなどにも注意が必要です。夏場のタオルには、夏風邪の原因となるウィルスが付着している可能性があります。夏場のタオルは、清潔に保ちましょう。

夏風邪を予防して楽しい夏を過ごそう!

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今回は、夏風邪の症状や原因を特集してみました。夏風邪は症状が重く、治りにくいのが特徴です。

せっかくの楽しい夏です。思いっきり夏を満喫するためにも、この記事をご参考にして頂いて、夏風邪の予防対策を心がけて下さいね!

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