どうするなぜなぜ期!?子供の質問に対する答え方のヒント

どうするなぜなぜ期!?子供の質問に対する答え方のヒント

子供は好奇心がいっぱい!
「どうして空は青いの?」
そんなかわいらしい疑問から
「おじいちゃんはいつ死ぬの?」
こんなぎょっとする疑問まで様々です。

子どもは常に「なぜ?」とともに生活をしています。
思わずその疑問を口にして、ほほえましく思ったり、びっくりしたりと私たちは日々驚かされます。

驚くだけでは逃げられない、子供たちの「なぜなぜ?」攻撃に
どんなふうに答えたらいいのでしょうか。
「わからない」というだけではもったいない!
子どもたちの「なぜ?なに?」に付き合える方法をご紹介します。

我が子のなぜ?なに?に積極的に対応しよう!

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忙しいからとつい適当に流していませんか?
毎日のように「どうして?どうして?」といわれると
「わからない!」とどうしてもつい言ってしまいがちですがそれはとてももったいないです。

子どもは日々成長、吸収しています。
「どうして?」と思ったところから急激に考えて成長し、将来大物になる!なんてこともあり得るのです。

こんな素敵なチャンスは、面倒くさがらずに大いに付き合ってあげましょう。

逆に質問返し 「どうしてだと思う?」 考える力

お子さんが「どうして海は青いの?」と聞いたとします。
正しい答えを伝えるためには調べればいいかもしれません。
でもそれでは面白くありません。
ワクワクしません。

子どもは無限の可能性、無限の想像性を秘めています。
正しい答えを取り込む前に
どうしてそう思うのか、それに対してどう思うのかを聞き出しましょう。

聞き出しポイント
子「どうして海は青いの?」
親「どうしてだと思う?」
子「水が青いから!」
親「水が青いの?本当かな。どうしてそう思うの?」
子「だって青いから。空も青いよ、神様がおそろいの青にしたんだよ」

おそろいの青!すごい発想ですよね。
答えはきっと違います。子供によって考えることが違うので正解はありません。
ここで大切なのは、本当のことを教える時間ではないということです。
もちろんうそを教えるのではありません。
子供の考えを「聞く」時間なのです。
どうしてそう思うのか、考えることがとても大切なのです。
そしてその考えを言えた時、否定しないでください。
「そう思うんだ!すごいね」
思いついたことを褒めてあげてください。

夢を語ろう 膨らむ想像性

子供が思いついたことはどんどん話が膨らみます。
「海が青いのはねー、お魚が住んでるからだよ」
答えになってないこともあります。それでも、子供は夢が膨らみます。
「海が青いとクレヨンで描けるよ」
絵を描いたり、お話ししてくれたりとその様子をただただ見守るだけでいいのです。
こうして子供の想像性が膨らみ、創造につながります。

本当のことを知らせよう 夢を壊さないような伝え方

それでも
「海は青く」ありません!
これは言わなくても海に行って海水を手に取ればわかります。
子どもはきっとびっくりするでしょう。
それでも真実を知る喜びに胸を弾ませます。
実際に行くことができない場合があります。そういう場合はどうしたらいいのでしょうか?

お知らせポイント
夢を壊すような言い方はしない
子供が話してくれたことは否定せずさりげなく真実を話せばいい

そうはいっても伝え方は難しいですよね。
そんな時は一緒に本で調べたり、映像などを一緒に見たりして一緒に知ることがおススメです。
海は青くはありませんが「青く見える」ということ、どうして青く見えるのかを伝えるといいですね。

調べてもよくわからない 調べられない 答えが見つからないときは

子供の質問になんでも答えられるとは限りません。
「いつおじいちゃん死ぬの?」
こんな質問をさりげなく、悪気なく子供というのはするのです。
「もう!そんなこといわないの!」
ついそう言いたくなるのですが、もし面と向かってほかの人に子供が言ってしまったならその人に対して大人の対応を親がしてください。
そして場所を変えて怒らずに、「寿命」について教えてあげましょう。
命には限りがあること、誰にもその寿命の日は分からないことなどなるべくわかりやすく話してあげてください。
もちろん意味が分からないかもしれませんが人に対してそういう話はしてはいけないのよ、と付け加えてあげてくださいね。

その他、難しすぎて説明に困るときもなるべく簡単な答えを見つけて分かりやすいように話してあげてください。
どうしても説明できないときは、「わからない」と片づけるのではなく
「どうしてかなー」「どうしてだと思う?」と答えを濁してもいいのです。

必ずしも正しい答えを伝えなければいけないということはありません。
ただ、「わからない」といって考えを遮るのはとてももったいないので
子供のなぜなにに分からないながらも付き合ってあげてほしいのです。

まとめ

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こどもって同じ質問でも「どうして?」と聞くこともありますよね。
「おんなじことばっかり聞かないの!」
つい言ってしまいますが、できれば言わずに何度でも付き合ってあげてほしいのです。
「どうして?なんで?」
この繰り返しで子供は目覚ましく成長します。
たとえ正しい答えが分からなくても
「どうしてかなー?」と一緒に考えてくれる親がそばにいるだけで
子どもは安心感や満足感が得られます。
「そんなのわからない!」と言われてしまったらもうなにもありません。
子どもたちの発想は、私たちの想像をはるかに超え、ときに素晴らしい発見をもたらします。
一緒にワクワクしながら
「こんなことを考えてるのか」
と子供の世界をのぞいてみるのも楽しいものです。
子どもたちの「なぜ?なに?」に楽しみながら一緒に答えを探せるといいですね。

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