新盆とはどういう意味があるの?期間はいつからいつまで?

新盆とはどういう意味があるの?期間はいつからいつまで?

一般的に8月13日から15日はお盆とされていて、この期間に私たちは、お亡くなりになった方たちや先祖をおまつりします。
ところで、新盆という言葉があるのは皆さんご存知でしょうか?
聞いたことはあるけど、意味はよくわからない・・・という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、ここでは新盆とはどういう意味があるのかと期間はいつからいつまでなのかについてご紹介させて頂きます。
新盆について詳しくお知りになりたい方は、ぜひ、以下の記事を読んでみてくださいね。

新盆にはどういう意味があるの?期間は?

53af435468fba8b27909bb54a0ea96d9_m

新盆とは、家族の中のどなたかがお亡くなりになられた後、初めて迎えるお盆のことです。
新盆は喪の期間が明けた後のお盆に法要が行われます。
なので、お盆の期間にまだ喪が明けていない場合には、翌年のお盆が新盆となります。
新盆には、お坊さんを呼び、仏前やお墓の前でお経を読んでいただきます。
その後、新盆に招いた近親者や知人、家族と一緒に会食します。

新盆の期間中、仏壇には亡くなられた人のために朝・昼・夜、お食事をお供えします。
新盆は、お亡くなりになられた方の霊が初めてお家に戻ってくる時期なので、お亡くなりになられた方と親しかった方を招いてにぎやかに供養してあげましょう。
また、お盆の間はお亡くなりになった方の霊が道に迷わないように、お仏壇の前や玄関などに新盆用の盆提灯を飾っておくようにしましましょう。

もともとお亡くなりになった方や祖先をおまつりする行事であるお盆は、昔の暦の7月15日頃に行われていました。
昔の暦の7月15日というのは現在の8月15日前後の期間に相当します。
なので、新盆も他のお盆と同じように昔の暦の7月15日にあたる時期である8月13日から8月15日の期間に行われます。
ただし、関東の一部の地域においては、新しい暦となった今でも7月15日頃にお盆や新盆を行うところもあります。

新盆の迎え方とは?

579a8e2de6e79ad0c429169bcc1f3704_m

普段のお盆はもちろんのこと、新盆の際もお亡くなりになられた方をきちんと準備をしてお迎えしたいものです。
そこで、新盆を迎える際に準備すべきものをいくつかご紹介させて頂きますね。

盆棚を作る

盆棚とは、お亡くなりになった方の位牌やナスやきゅうりで作った精霊馬、お供え、花などを置いたお亡くなりになった方をお迎えするための棚のことです。
大きな盆棚を置く場所がない場合は、お仏壇で盆棚を兼ねることもできるのですが、新盆を迎えるお亡くなりになられた方の霊はまだお亡くなりになって間もないので、いろいろなものを身につけていたり、現世で供養してもらえていない他の霊も連れてお家に帰ったりする場合があるので、お仏壇に入れてもらえなかったりします。
ですから、盆棚を置く場所がない場合であっても、新盆の場合は、お仏壇で盆棚を兼ねることなく、お仏壇の前に小さなテーブルをおき、その上にむしろを敷いて位牌やお供え物、精霊馬などを置いた簡単な盆棚を作っておまつりしましょうね。

迎え火・送り火をする

迎え火とは、お盆の時期の最初の日である13日の夕方に、お亡くなりになられた方の霊が道に迷わないように玄関口で火をたく行事のことです。
住宅が密集している地域では、火事にならないようにほうろくというツボにおがらを入れて火をたき、お亡くなりになられた方や先祖の霊をお迎えします。

送り火はお盆が明ける15日の夕方に、迎え火と同じように玄関先で火をたきなくなられた方の霊をお見送りする行事です。
ただ、マンションや集合住宅に住む人が増えてきた現在では、お盆にこの迎え火・送り火の行事を行う家庭が少なくなってきています。

まとめ

7c9832757020abaac713f1981b021bd6_m

お亡くなりになられた方が始めて精霊としてお家に帰ってくる新盆は、盆棚を設置し、家族や近親者、知人を招きいつものお盆以上にきちんとおまつりするようにしましょうね。

こちらの記事もオススメです