これだけは避けたい!結婚詐欺被害を避けるための7つのポイント

これだけは避けたい!結婚詐欺被害を避けるための7つのポイント

晩婚化が進んでいる昨今ですが、その分結婚を焦っている人が多いのも事実です。そのため様々な形で出会いの場を提供してくれる便利なサービスも増えてきました。特に女性の場合は子供が欲しいなどと考えると年齢を重ねるごとに焦ってしまいますよね。

そんな気持ちを踏みにじるかのように利用してくるのが結婚詐欺です。偽物の愛情のうえに金銭まで巻き上げられ、精神面も金銭面も傷つけられます。純粋に結婚がしたいと、良い出会いを探している人にはなんとしても回避して頂きたいので、この記事を読んで予備知識を入れて頂ければ幸いです。ターゲットは女性が多いですが男性の被害者もいますので注意して下さいね。

ネットでの出会いに気を付ける

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出会いの形は多様化していますが、特に結婚詐欺師が目を付けているのが出会い系サイトや婚活サイトなどのネット媒体、またはオフ会などの不特定多数の人が参加できる場です。きちんとした結婚相談所などでは身元を偽るのが難しいのです。

ネット上に書いてあるプロフィールは事実と嘘が混ざっていることが多いです。口先だけの仕事の話や年収などは鵜呑みにしないようにしましょう。また、お見合いパーティなどの集まりが終わり、会場を出た後に個別で声をかけてくる人も要注意です。

良い身分に見える人は注意する

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一般的に女性が求める男性の条件のひとつに「収入」があります。もちろん性別は逆の場合もありますが、それを利用して身分を詐称する詐欺師は少なくありません。結婚すると安心できるという錯覚を起こさせるのです。

実際の仕事を偽り、さもそこで働いているかのような口調で仕事の話を聞かせてくれたりします。相手の言っていることが専門的過ぎて理解は出来ないものの、「なんだか難しそうな仕事をしていて凄いな」という印象を植え付けられます。

また財布の中に札束を入れていたり、お会計の際にカードを使用したりと小道具を用意していることもあります。高級な腕時計や車を持っているからと言って、安定したお金持ちなどと早とちりしないようにしましょう。騙すための小道具の場合もあります。

相手の身元を知っておく

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結婚を意識している相手であれば当然のことなのですが、相手が詐欺師の場合は偽った情報を教えられていることがほとんどです。たとえ住んでいる場所を知っていたところで、引っ越されてしまえばおしまいです。家に呼んでもらえたからと言って油断をしてはいけません。

本名であるのか、年齢や家族構成は正しいのか、職場も実際にそこで働いているかなど確認しておくと良いですね。もし連絡が取れなくなったときのために、基本的な個人情報は調べておく方が安心です。

預貯金額を訊かれたら疑う

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これも結婚をするとなれば当然の話題ですが、詐欺師の場合ここで相手から巻き上げられる額を吟味します。よって割と早い段階で聞いてくることが多いです。

普通に会話をするにしても、「詐欺だったら」と思いながら話を進めるのと、何も考えずに話を進めるのではこちらの態勢も変わってきます。怪しい会話も逃しにくくなるので疑いながら話す方が心構えとしては上出来です。

仕事が忙しくて会えない人も注意する

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詐欺師は嘘で固めていますから、長時間会うことはなるべく避けたいのが本心です。また複数人を同時に騙している場合もあり、基本的に会える時間が少ないこともあります。出会った頃はこちらの気を引こうと積極的でも、割と関係が安定してくると、ぼろが出ないように控え始めるといったところでしょうか。身体の関係がだんだん無くなっていくのも特徴だとか。

その代わりに連絡はまめに取る優しい恋人を演出する詐欺師が多いようです。証拠に残っては困るという理由でメールは一切なく電話オンリーの場合もあるそうです。仕事が忙しいなどで会えるのが月2,3回なら気を付けて下さい。

「結婚は金銭問題が解決してから」は要注意

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ここが本題です。付き合い始めて2,3か月以降、信頼関係もそれなりに築けてきた頃、結婚を阻む金銭トラブルが相手に発生します。

トラブル内容も多岐にわたり、「実は借金がある」「事業に失敗した」「トラブルに巻き込まれた」「離婚に慰謝料が必要」「治療費がかかる難病を抱えている」「新しい事業を始めたい」など様々です。一気に大金を奪われることもありますし、少額を複数回にわたり奪われることもあります。

共通しているのが、今お金が必要で、その問題を解消したら、もしくは自分が安定したら結婚したいと告げられることです。

ここで「結婚前に問題を解消しようとしてくれている、良い人!」との印象を持たせます。多くの場合、詐欺師の方からお金を貸してほしいなどとは言ってきません。こちらが思わず貸したくなるように仕掛けてくるので「自分で解決しようとしている」と、さらに良い人だと思い込んでしまうのです。

自分としては早く結婚したい、この人とは信頼関係もそれなりにある、これくらいのお金なら用意できる、貸してあげられる、解決すれば結婚できる…という思考になるわけですね。

自分が借金をしてまで貸す人もいるので本当に注意です。詐欺師の誘導に乗せられないようにしましょう。借金や投資などの仲介や紹介は丁寧にやってくれる人が多いです。その時点でおかしいと気付きましょう。

お金を手渡しで貸さない

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被害を受けないためには貸さなければ良いのです。ただ全員が詐欺師ではないのも事実です。これまでの付き合いで、この人は安心だと判断し、貸す決意をしたとしても、手渡しはおすすめできません。

信用していないのかと言われそうですが、親しき仲にも礼儀あり、です。振り込んで記録に残すか、借用書を作成しましょう。法的に有効な借用書でないと効果がありませんので気を付けて下さいね。

少額のお金の貸し借りから始まり、最初は返してくれることもあります。前回は返してもらえたからと言って今回が信用できるとは言い切れません。あなたを信用させるための小芝居の可能性も考えられます。いかに信用させるかがポイントですのでこの手の詐欺師は非常に時間と手間をかけてきます。

もし結婚詐欺に遭ってしまったら

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実は結婚と言うのはお互いの信用のもとに成り立っていますので、訴えるのが難しいのも事実です。詐欺師に「その時は結婚するつもりだった」と言われると騙されたことにはならないのでこちらは手も足も出せません。貸したお金も証拠が無ければ取り返すだけで一苦労です。

結婚相手を疑うと言うのは難しいですし、被害者は皆、口をそろえて「あの人が詐欺師だったなんて信じられない」と言います。お金を借りるまでは普通の恋人、むしろそれ以上に大切に接してもらえるわけですし、不満よりも満足感の方が大きいからではないでしょうか。

結婚詐欺の完結は多くが相手が消息不明になることで、被害者のほとんどは連絡が取れなくなってから気付きます。よって相手を探し出すところから始めることが多いです。

訴える場合、刑事事件として扱ってもらうには借用書や振り込み明細の他にも、婚約指輪やメール、手紙など付き合っていたとわかるものがあると良いですね。よっぽど疑っている人にしか用意できないとは思いますが、電話などの録音物も有効です。

日記や知人の証言も有効なので、普段から思ったことをメモしたり、周囲の人にも相談しておくと訴訟を起こしやすくなるようです。証拠が不十分な場合でも、民事訴訟を起こして金銭だけ回収することも出来るようなのであきらめずに相談してください。

ただ、出会い系を利用していたなど言いたくない、自分の社会地位的に騙されたと知られたくないなどの理由で泣き寝入りする人も少なくありません。詐欺師もなるべく訴えられなさそうな人間を選んでいるようです。騙されたと気付いてから思い当たる不審点に、その時なぜ気付けなかったのかと恥ずかしく感じてしまう気持ちも分かりますが、恋は盲目と言うものです。被害者も多いですし相談してほしいと思います。

結婚詐欺の特徴から、被害防止方法を提案してみましたが万一貸す場合は、「このお金は捨てた」くらいに思えるようでないといけませんね。結婚前のお金の貸し借りには、2,3万ほどの金額から気を配ることが大切です。

しかし詐欺師でない人の方がもちろん多いので、全てを疑ってかかるのは自分も疲れてしまいますよね。ただ、普段から意識しているだけでも騙されにくくなります。実際に結婚できるまでは「証拠」をなるべく残せる方法で、楽しくお付き合いしましょう。

書いた人

ひよっこ
BUMP OF CHICKENが大好きないわゆるロキノン厨。性格はのんびりかつ超ポジティブなため逆境に出会ってもいつの間にか逆境と思わなくなっているタイプ。ゆえに反省時間が短いため成長は遅め。座右の銘は「だって人間だもん」。

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